温室効果ガスを光照射で水素や化学原料に変換 高性能な光触媒を開発
要点 光照射のみでメタンの二酸化炭素改質反応を起こすことに成功 複合光触媒を開発し、従来の光触媒とは異なる反応機構を解明 地球温暖化ガスの有効利用策として期待 概要 東京工業大学 物質理工学院 材料系の庄司州作博士後期課程3年と宮内雅浩教授、物質・材料研究機構の阿部英樹主席研究員、高知工科大学の藤田武志教授、九州大学...
View Article「第二世代」バイオディーゼル燃料合成の触媒を開発 高活性・高再利用性の固定化触媒による省エネ合成が可能に
理化学研究所(理研) 環境資源科学研究センター グリーンナノ触媒研究チームの山田陽一チームリーダー、自然科学研究機構 分子科学研究所の魚住泰広教授、中部大学の樫村京一郎講師、東京工業大学 物質理工学院...
View Article超重原子核の新たな核分裂機構を解明 宇宙における元素生成の様相を理解するのに適用可能
要点 ウランの核分裂とは劇的に異なり質量数にも顕著なピークが現れることを発見 宇宙における元素生成の様相を理解するために適用可能な重要な結論を提示 ニホニウムなど新たな超重元素を合成する際にも重要な示唆を与える 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article山中一郎教授が触媒学会の2019年度学会賞(学術部門)を受賞
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の山中一郎教授が触媒学会の2019年度学会賞(学術部門)を受賞したと触媒学会が1月6日発表しました。授賞式は3月26日、第125回触媒討論会(工学院大学)で行われます。 触媒学会によると、学会賞(学術部門)は、「触媒に関する貴重な学術的研究をなし、その業績の特に顕著な者」に授与されます。受賞者は毎年2名以内で、同一人が重ねて受賞することはできません。 受賞題目...
View Articleオートファジーは凝集体でなく液滴状態のたんぱく質を分解する 細胞内の「ゴミ」は溜まる前の処理が大事
ポイント 選択的オートファジーは病原性のたんぱく質を分解することで疾病の発症を抑えていると考えられてきたが、液滴状態や凝集体などいろいろな状態を取るたんぱく質に対し、どの状態を効率的に分解できるのかよく分かっていなかった。 液滴状態のたんぱく質を効率的に分解する選択的オートファジーの仕組みが明らかになった。...
View Articleナノスケール構造体を手で操作できるネットワーク型VR環境を開発 AIを用いた予測制御技術により実際の手と遠隔仮想ハンドの同期を実現
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東京工業大学...
View Articleタンパク質の構造や動きを解析する新技術を開発 情報・数理科学の応用によるNMR法の革新
理化学研究所(理研) 生命機能科学研究センター 細胞構造生物学研究チームの葛西卓磨研究員(科学技術振興機構(JST)さきがけ研究者)、木川隆則チームリーダー(東京工業大学 情報理工学院 特定教授)、東京工業大学 情報理工学院...
View Article東工大リベラルアーツ初/発の研究組織「未来の人類研究センター」が発足 利他プロジェクトを推進
東京工業大学は、2月1日、科学技術創成研究院(IIR)に4つ目の研究センターとして人文社会系の研究組織「未来の人類研究センター」を開設しました。ここにリベラルアーツ研究教育院(ILA)から多様な研究者が集結し、「利他プロジェクト」に取り組みます。 未来の人類研究センターとは ~理工系大学の中で生まれる人文社会系の知~...
View Article液-液相分離がオートファジーを制御する仕組みを発見 オートファジー研究は次のフェーズへ
要点 細胞内でオートファジーを担う構造体の集まる仕組みや実体は長らく不明であった。 栄養飢餓になるとAtg13たんぱく質が脱リン酸化して他のAtgとともに液-液相分離した液滴を形成し、オートファジーの進行を担うことを明らかにした。 液-液相分離がオートファジーを直接制御しているという全く新しい機序の発見により、オートファジーを制御する新たな薬の開発に道が拓けることが期待される。 概要 東京工業大学...
View Article山口昌英教授と須山輝明准教授が第13回「湯川記念財団・木村利栄理論物理学賞」を受賞
東京工業大学 理学院 物理学系の山口昌英教授と須山輝明准教授が第13回湯川記念財団・木村利栄理論物理学賞を受賞し、受賞式が1月22日、京都大学 基礎物理研究所 湯川記念館で行われました。 湯川記念財団・木村利栄理論物理学賞を受賞した山口昌英教授(中央)と須山輝明准教授(右から2人目)(京都大学基礎物理学研究所提供)...
View Article全固体電池技術共創コンソーシアム 創立シンポジウム開催報告
電池の研究開発で世界をリードする東京工業大学 科学技術創成研究院の菅野了次教授が統括する「全固体電池技術共創コンソーシアム」が活動を開始し、1月23日、創立シンポジウムを東工大大岡山キャンパス蔵前会館で開きました。 全固体電池を話し合った創立シンポジウム...
View Article貴金属に匹敵する触媒活性を示す安価な錆びた銅 極小サイズが引き起こす高活性化
要点 1ナノメートルサイズ酸化銅粒子のアモルファス構造解析に成功 安価な酸化銅が貴金属にも匹敵する高効率触媒活性を達成 高難度炭化水素の酸化反応に対応できる新触媒技術への期待 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article世界最小のクロック回路を5 nm CMOSで開発
要点 世界初5 nm CMOSプロセスを用いた分数分周型クロック回路を実現 世界最小・最高性能のスペクトル拡散クロック回路の開発に成功 デジタル回路のみで構成でき、自動合成による超短期間設計が可能 概要 東京工業大学 工学院 電気電子系の岡田健一教授らと株式会社ソシオネクストの研究グループは、最先端の5 nm FinFET...
View Article2019年度「大隅良典基礎研究支援」授与式を開催 若手研究者4名に研究資金を支援
東京工業大学の40歳未満の若手研究者に対し基礎研究の資金を支援する2019年度「大隅良典基礎研究支援」授与式が1月24日、東工大すずかけ台キャンパスで行われました。 支援採択者との記念撮影...
View Article新しい原理で駆動する可視光水分解電極を開発 ありふれた物質に眠る有用な新機能を発見
要点 酸化チタンと水酸化コバルトを組み合わせた可視光駆動型水分解電極を開発 太陽光に多く含まれる可視光をエネルギー源に水から水素を製造 水分解光電極を駆動する新しい原理を発見 概要 東京工業大学 理学院...
View Articleシリコンスピン量子ビットの高速読み出しに成功 シリコンスピン量子コンピュータの試料設計に指針
理化学研究所(理研) 創発物性科学研究センター 量子機能システム研究グループの野入亮人特別研究員、武田健太研究員、樽茶清悟グループディレクター、東京工業大学 工学院 電気電子系の小寺哲夫准教授の共同研究チームは、シリコン量子ドット[用語1]デバイス中の電子スピン[用語2]の高速読み出しに成功しました。...
View Article基礎研究機構 2019年度成果報告会・交流会 開催
最先端科学技術を担う若手研究者を育成するために東京工業大学が設立した基礎研究機構(小山二三夫機構長)の2019年度成果報告会・交流会が、1月24日、東工大すずかけ台キャンパスS8棟レクチャーホールで開催されました。来賓として文部科学省研究振興局から村田善則局長、金子忠利基礎研究推進室長らが出席し、益一哉学長ら本学関係者を合わせて、出席者総数は110名を超える催しとなりました。...
View Article組合せ最適化問題を高速に解く新しいアニーリングマシンを開発 世界初の全結合型アニーリングプロセッサLSIで高いエネルギー効率を実現
要点 組合せ最適化問題を高速に解く新たなアニーリング処理モデルを構築 このモデルにより全結合型アニーリングプロセッサLSIを世界で初めて開発 実応用性に優れ、従来比2桁以上のエネルギー効率改善を実現 概要 東京工業大学...
View Articleガリウムが別元素の性質に変化 超原子と呼ばれる特殊な粒子を作り出すことに成功
要点 ガリウムの金属クラスターによる「超原子」の合成に成功 13原子クラスターが特異な硬さと化学特性を示すことを解明 ガリウムクラスターの原子数を規定することで、ハロゲンに似た性質が発現 概要 東京工業大学...
View ArticleNHK Eテレ「サイエンスZERO」に瀧ノ上正浩准教授と小長谷明彦名誉教授が出演
東京工業大学 情報理工学院 情報工学系の瀧ノ上正浩准教授と小長谷明彦名誉教授(同学院 特任教授)が、NHK Eテレ「サイエンスZERO」に出演します。 「サイエンスZERO」は、私たちの未来を変えるかもしれない最先端の科学と技術を紹介する番組です。今回は、DNAを「材料」に、ナノサイズの極小ロボットを作る新技術「DNAオリガミ」の研究が紹介されます。 取材内容に関する図 瀧ノ上准教授のコメント...
View Article