超ルイス酸性分子の開発に成功
要点 芳香環のみが置換した、結合の手が2本しかないホウ素化合物(ボリニウムイオン)の単離に世界で初めて成功 ボリニウムイオンが極めて強いルイス酸性を持つ事を実験と理論化学計算で証明 ボリニウムイオンが、化学的に安定な二酸化炭素から酸素を奪うという特異な反応性を示すことを実証 概要...
View Article戸木田雅利准教授が繊維学会賞を受賞
大学院理工学研究科有機・高分子物質専攻の戸木田雅利准教授が、平成25年度(第40回)繊維学会賞を受賞しました。 繊維学会賞とは、繊維科学について独創的で優秀な研究を行い、さらに研究の発展が期待される51歳未満の研究者に与えられる賞です。戸木田准教授は、高分子液晶、特に主鎖型液晶性高分子を中心として、液晶性高分子の構造とその形成過程、ダイナミクスを明らかにしてきた一連の研究が高く評価されました。...
View Article藻類から陸上植物への進化をつなぐ車軸藻植物のゲノム配列を解読
要点 藻類と陸上植物の中間的な存在である車軸藻植物門クレブソルミディウムのゲノムを解読し、藻類から陸上植物に至る遺伝子の進化過程を解明 クレブソルミディウムは、藻類でありながら、植物ホルモンや強い光に適応するための遺伝子など、植物の陸上進出に重要と考えられるシステムの一部をすでに獲得していることを示した 概要...
View Article顔を見る前から脳は活動している -脳波によって人の「予測」の実態を解明-
要点 顔(表情)に対する情報処理は素早い 言語や記号刺激は、顔の情報処理より時間がかかる 右脳と左脳の相対的な働きは変化する 概要...
View Article小寺哲夫准教授が安藤博記念学術奨励賞を受賞
大学院理工学研究科電子物理工学専攻の小寺哲夫准教授が第27回安藤博記念学術奨励賞を受賞しました。 小寺哲夫准教授 安藤博記念学術奨励賞は、電子工学の基礎を築いた発明家安藤博の研究ならびに発明の功績を記念し、エレクトロニクスと電子産業の育成と発展に寄与することを目的とした賞です。 エレクトロニクス分野において、独創的・萌芽的な研究活動を行っている若手研究者に与えられます。...
View Article二酸化チタンの光触媒活性を決める因子を発見
要点 二酸化チタン結晶表面での光励起キャリアのダイナミクスをリアルタイムで観測することに成功し、光触媒活性を決める因子を発見。 未解明であったアナターゼ型とルチル型二酸化チタンの触媒活性の違いが、光励起キャリアの結晶表面に固有な寿命に起因することを証明。 光触媒活性を簡便に制御する方法を提案。 概要...
View Article河野行雄准教授が船井学術賞を受賞
量子ナノエレクトロニクス研究センターの河野行雄准教授が、第13回船井学術賞を受賞しました。 河野行雄准教授 船井学術賞は、情報技術、情報科学の発展に寄与する研究について顕著な功績のあった研究者に与えられる賞です。河野准教授は、カーボンナノチューブやグラフェンなどの材料がもつ特徴を活かしたテラヘルツ電磁波の計測・画像化技術開拓と、その応用研究が評価されました。...
View Article藻類の栄養欠乏応答性プロモーターによる脂質蓄積強化を実現
要点 背景:藻類は栄養欠乏条件下に細胞内に油脂を蓄積 新規性:緑藻の栄養欠乏応答性プロモーターを用い、油脂蓄積の強化を実現 今後の展望:油脂の脂肪酸を操作することが可能 概要...
View Article有機結晶が光で溶けるメカニズムを解明
有機結晶が光で溶けるメカニズムを解明 -結晶内分子の “整列” と “運動” の共存がポイント- 要点 光照射で融解する有機結晶の結晶構造を初めて解明 分子が整列している部分と熱運動している部分の共存を観察 分子の整列と運動の共存が、光融解現象の原因 概要 東京工業大学大学院理工学研究科の星野学研究員、腰原伸也教授らの研究グループは、有機結晶が光で融解するメカニズムを放射光X...
View Article中性子ハローがマグネシウム同位体にも出現
中性子ハローがマグネシウム同位体にも出現 -中性子数の極端に多い原子核の普遍的性質となる可能性を示唆- 要 点 マグネシウム同位体「マグネシウム37」の微視的構造を決定 マグネシウム37に中性子ハローが出現していることを特定 マグネシウム37はハロー構造をもつ原子核として最重---より重い原子核の特異構造を知る手掛かりに 概 要...
View Article機能性フィルムの表面歪み計測法を開発 -ウェアラブル端末やフレキシブルディスプレイ製造に威力-
要点 大きく曲がるフィルムの表面歪みを簡便に定量計測できる手法を開発 柔軟なフィルムの曲げ歪みは従来の硬い材料とは大きく異なることを発見 概要...
View Articleカーボンナノチューブを使い室温テラヘルツ波検出器を開発 -医療や食品・生体の非破壊検査など幅広い応用に道-
要点 カーボンナノチューブアレイ薄膜を用いたフォトディテクターを開発 室温動作のテラヘルツ波検出を実現 概要 東京工業大学量子ナノエレクトロニクス研究センターの河野行雄准教授らは、米国ライス大学、同サンディア国立研究所と共同で、カーボンナノチューブを用いたテラヘルツ波(用語1)検出器の開発に成功した。...
View Article劉岸偉教授が日本研究特別賞を受賞
外国語研究教育センターの劉岸偉教授が、第1回「寺田真理記念 日本研究賞」の特別賞を受賞しました。 日本研究賞は、日本に対する理解増進のため、内外の優れた日本関係研究を顕彰し、奨励することを目的として、公益財団法人 国家基本問題研究所が設立し、受賞資格者は原則、若手か中堅の外国人の日本研究者で、対象作品は、ここ5年の間に刊行された著書とされています。 受賞著書:周作人伝 ある知日派文人の精神史...
View Article機能性細胞膜の合成に成功、人工細胞にむけて大きな一歩 -完全制御可能な膜タンパク質合成システムの実現に道-
要点 タンパク質を膜透過させる細胞膜上のトンネル「SecYEGトランスロコン」を試験管内で作製 SecYEGトランスロコンを介して数種の膜タンパク質を人工脂質膜に挿入 細胞膜の機能を自律的に合成する人工細胞の実現に期待 概要 東京工業大学地球生命研究所の車兪澈(くるま...
View Articleスパコン「京」がGraph500で世界1位 -ビッグデータの処理で重要となるグラフ解析でも最高の評価-
理化学研究所(野依良治理事長)と東京工業大学(三島良直学長)、およびアイルランドのユニバーシティ・カレッジ・ダブリン(Andrew J...
View Article河野行雄准教授がゴットフリード・ワグネル賞を受賞
6月18日(水)、第6回ドイツ・イノベーション・アワード「ゴットフリード・ワグネル賞2014」授賞式が開催され、東京工業大学量子ナノエレクトロニクス研究センターの河野行雄准教授が秀賞を受賞しました。 受賞スピーチを行う河野准教授...
View Article東工大スパコンTSUBAME-KFCが省エネ性能スパコンランキング2期連続世界1位を獲得!
次世代TSUBAME3.0に向けたプロトタイプシステム、オイルによる冷却システムを備えた「TSUBAME-KFC」がスパコンの省エネランキングGreen500 Listの2014年6月版において世界1位を獲得し、2013年11月版に引き続き2期連続で世界1位を達成。...
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