細胞質と葉緑体のリボソーム合成をリンクさせる新規シグナル伝達系を発見
植物の生長制御に新たな知見 要点 核、葉緑体、ミトコンドリアのリボソームRNA合成が連動して調節されていた 細胞質と葉緑体を結ぶ新たなシグナル伝達系を特定 細胞共生による葉緑体進化の理解に重要な知見 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article溶液塗布だけでできる透明p型アモルファス半導体を開発
要点 室温かつ溶液コーティングで製膜できる透明p型アモルファス半導体を実現 正孔の移動度はn型透明アモルファス半導体IGZOに匹敵 大きな移動度を持つアモルファスp型半導体の設計指針を提示 概要 東京工業大学...
View Article溶媒蒸気の識別が可能な新しい分子集合体材料を作成
取り込む分子に応じて蛍光が大きく変化する多孔性デンドリマー結晶 研究成果のポイント 溶媒蒸気や気体分子などの識別に応用できる新しい分子識別材料の作成に成功しました。 アモルファスな凝集を起こしやすい巨大分子(デンドリマー)の自己組織化によって作成された結晶性のファイバーの構造と物性を明らかにしました。...
View Article地球生命研究所 EONプロジェクト年次総会開催報告
東京工業大学 地球生命研究所 EON(イオン;ELSI Origins Network)プロジェクトの年次総会が、1月5日~6日に神奈川県小田原市において開催されました。 EONプロジェクトは、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるアメリカの慈善団体、ジョン・テンプルトン財団より多額の競争的研究資金の提供を受け2015年7月1日に発足し、33ヵ月間にわたって活動してきました。 集合写真...
View Article太陽よりも低温な恒星をまわる太陽系外惑星を多数発見
約200光年先の系外惑星がハビタブルゾーン付近に存在 要点 トランジット法で低温な恒星を周回する太陽系外惑星を新たに15個発見 その中でも太陽系外惑星K2-155dは表面に液体の水が存在する可能性がある 低温な恒星まわりの惑星は太陽型恒星まわりの惑星とよく似た性質を保有 概要 東京工業大学 理学院...
View Article金属と分子の結合形成過程を分子レベルで解明
太陽電池などの高性能化に期待 要点 金属電極間に単分子を架橋させた単分子接合[用語1]の構造と電子状態の変化を捉えた 分子の軌道エネルギーのシフトとシフト量が金属と分子間の結合様式に依存していた 有機ELや太陽電池など有機デバイスの動作機構の解明や機能向上につながる成果 概要 東京工業大学 理学院...
View Article斎藤秀司教授がフンボルト賞受賞
理学院 数学系の斎藤秀司教授が、フンボルト賞を受賞しました。 フンボルト財団会長ヘルムート・シュワルツ教授から賞状を授与された斎藤秀司教授...
View Article“バイオプラスチック”を捕まえるナノカプセル
疎水性ナノ空間による親水性乳酸オリゴマーの捕捉に成功 要点 ナノカプセルの疎水性空間が、水中で親水性の乳酸オリゴマーを内包 加水分解性の環状乳酸2量体は、ナノカプセル空間内で顕著に安定化 多点の分子間相互作用(エンタルピー駆動)により、内包体を安定化 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Articleウエハー級品質の太陽電池用シリコン薄膜の作製に成功
10倍以上の成長速度で、製造コストの大幅低減に期待 要点 従来の10倍以上の成長速度で太陽電池用高品質Si単結晶薄膜の形成に成功 ナノ表面粗さ制御技術により、結晶欠陥密度をシリコンウエハーレベルに低減 単結晶Si太陽電池の発電効率を維持し、コストを大幅低減可能な技術を開発 概要 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の伊原学教授、長谷川馨助教らは早稲田大学...
View Article多剤排出トランスポーターの薬剤排出機構を解明
スーパーコンピュータ「京」で巨大分子機械の動きを計算 要旨 理化学研究所(理研) 計算科学研究機構 粒子系生物物理研究チームの松永康佑研究員(JSTさきがけ研究員)、横浜市立大学...
View Article創設100周年 平成29年度手島精一記念研究賞の授与式を挙行
2月27日に大岡山キャンパス東工大蔵前会館くらまえホールにおいて、手島精一記念研究賞の授与式が行われました。授与式には、各賞受賞者のほか、本学関係者、本学同窓会組織である一般社団法人蔵前工業会の理事長および事務局長、元手島工業教育資金団役員が出席しました。...
View Articleアリのような動きをする六脚ロボットを制御
生物信号に基づいたバイオインターフェースで 要点 非線形振動子を用いて少ないパラメーターで複数の歩行動作の生成に成功 フィールド・プログラマブル・アナログ・アレイで複雑な歩行パターンを生成 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article「全固体電池研究ユニット」ならびに「ナノ空間触媒研究ユニット」のリーフレット公開
2017年度に新たに設置された2つの研究ユニット「全固体電池研究ユニット」ならびに「ナノ空間触媒研究ユニット」のリーフレットが完成しました。 研究ユニットは、科学技術創成研究院(IIR)のもとに最先端研究を小規模のチームで機動的に推進するために設置され、卓越したリーダーが“尖った”研究を大きく育てるための仕組みです。...
View Articleひと目で分かるTokyo Tech Research Mapが新登場 「研究」ページをリニューアル
4月2日、東工大全学ウェブサイトの「研究」ページをリニューアルし、最新の東工大研究の概要、強み、ハイライト等を紹介しています。 研究分野の広がりと研究者の多様性がひと目で分かるマップ「Tokyo Tech Research Map(東工大リサーチマップ)」が新たなコンテンツとして加わり、研究者と研究内容をインタラクティブに検索できます。 研究ページメニュー 研究ストーリー...
View Article清水優史名誉教授が平成29年度日本放送協会放送文化賞を受賞
本学の清水優史名誉教授(専門分野:生体流体工学・計測工学・環境エネルギー工学)が、日本放送協会(NHK)の第69回(2017年度)日本放送協会放送文化賞を受賞しました。...
View ArticleAIを活用した金融市場解析の共同研究講座を開設
株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員 三毛兼承)と国立大学法人 東京工業大学(学長 益一哉)は、今般、「MUFG AI金融市場解析共同研究講座」を開設いたしました。...
View Articleウイルスでできた熱伝導フィルムを開発
室温で乾かすだけ、緻密に整列集合 要点 有機系高分子材料は一般に熱伝導性が低く、電気・電子機器の速やかな放熱には従来不適だった 核酸の周囲にタンパク質が規則的に集合化した高分子集合体である繊維状ウイルスでフィルムを作製し、優れた熱伝導材となることを解明 高い熱伝導性を持つ有機系高分子材料の簡便な作製方法の確立と、それに基づく新しい熱輸送の機構の解明に期待 概要 東京工業大学 物質理工学院...
View Article金融市場トレーダーの行動法則をボルツマン方程式で解明
要点 長年謎だった金融市場と物理系のブラウン運動[用語1]の類似性を明らかに トレーダーの行動のミクロ数理モデルを構築してボルツマン方程式[用語2]を適用 金融市場の安定化などへの応用に期待 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article「スロースリップ」による水の移動を解明
関東地方の地下深くで天然の注水実験か? 要点 沈み込みプレート境界で起きるスロースリップにともなう水の挙動を解明 スロースリップ発生時にプレート境界から水が浅部に排出される 注水実験と似た現象が関東地方の地下で起きている可能性を示唆 概要 東京工業大学 理学院 地球惑星科学系の中島淳一教授と東北大学...
View Article南鳥島レアアース泥の資源分布の可視化と高効率な選鉱手法の確立に成功
発表のポイント 日本の南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)内に存在するレアアース泥の資源分布を可視化して資源量を把握し、世界需要の数百年分に相当する莫大なレアアース資源が存在することを明らかにしました。...
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