フォークボールの落ちる謎をスパコンで解明
要点 フォークボールの落ちる理由が「負のマグヌス効果」であることを初めて解明。 投げた直後の球速、回転速度、回転軸(ボールの縫い目)が分かれば、その後のボールの軌道が予測可能に。 概要 東京工業大学...
View Article令和2年度手島精一記念研究賞受賞者が決定
東京工業大学では、東工大関係者と大学院課程学生の研究を奨励するため、特に優れた研究及び著述の業績をあげた者を選び、「手島精一記念研究賞」を授与しています。 今年度は、研究論文賞、博士論文賞、留学生研究賞、発明賞、若手研究賞(藤野・中村賞)及び著述賞の6つの賞を、26件・計42名が受賞しました。受賞者には、2021年4月19日(月)に実施する授与式で、賞状と副賞が贈られます。 手島精一記念研究賞とは...
View Articleマーティン・バッハ教授と福島孝典教授が2020年度高分子学会賞をそれぞれ受賞
東京工業大学 物質理工学院 材料系のマーティン・バッハ(Martin VACHA)教授と科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の福島孝典教授が、2020年度高分子学会賞(科学部門)をそれぞれ受賞しました。公益社団法人高分子学会が2月24日、発表しました。...
View Articleアニオン交換膜を利用した水電解による 高性能、高耐久、低コストの水素製造システム 水素社会の実現へ大きく前進
要点 アルカリ中での水電解で高耐久性を示すアニオン交換膜を開発 白金などの貴金属を使わない、純水供給のみによる低コスト水電解システム 高変換効率と高耐久性を両立した水電解を実現し、水素社会実現への貢献に期待 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article鉄酸鉛の特異な電荷分布を解明 電荷秩序が磁化の方向変化を誘起、負熱膨張への展開も
要点 ペロブスカイト型酸化物鉄酸鉛の特異な電荷分布を解明 鉄スピンの方向が変化するメカニズムを理論的に解明 新しい負熱膨張材料の開発につながることが期待される 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所(WRHI)のHena Das(ヘナ・ダス)特任准教授、酒井雄樹特定助教(神奈川県立産業技術総合研究所 常勤研究員)、東正樹教授、西久保匠研究員、物質理工学院...
View Article2020年度「異分野融合研究支援」2チームに支援決定 既存の研究分野にとらわれない学内異分野融合を推進する共同研究
東京工業大学は、分野を超えた研究を支援する2020年度の「異分野融合研究支援」に2つの研究チームを選び、3月30日、オンラインで授与式を行いました。 「異分野融合研究支援」は、学内における研究分野の多様性を生かした異分野融合研究を推進することを目的とし、東工大リサーチフェスティバル(Tokyo Tech Research...
View Article画像診断よりも優れた腫瘍マーカーの発見に成功!
概要 東京工業大学生命理工学院の越川直彦教授(東京大学医科学研究所 人癌病因遺伝子分野 客員教授)、金沢大学附属病院総合診療部の山下太郎准教授および医薬保健研究域医学系の金子周一教授、東京大学の清木元治名誉教授、アボットジャパン合同会社総合研究所の吉村徹所長らの共同研究グループは、肝がん発症の危険、転移の危険に関わる血液成分(血液マーカー)の同定に成功しました。...
View Article色素分子を「ねじる」と「かさねる」 分子カプセルの新たな空間機能を開発
要点 カルバゾール環の殻を持つ水溶性の分子カプセルを作製 電気化学的刺激に対してカプセル構造は高い安定性を示す 内包によりクマリン色素の「ねじれ構造」を誘起 内包でBODIPY色素はL型「かさなり構造」を形成 概要 東京工業大学...
View Article赤木泰文名誉教授が「第1回ヒロセ賞」を受賞
東京工業大学の赤木泰文名誉教授(現・イノベーション人材養成機構特任教授)が、公益財団法人ヒロセ財団の「第1回ヒロセ賞」を受賞しました。3月27日にザ・キャピトルホテル東急(東京都千代田区)で贈呈式と受賞記念講演が行われました。 贈呈式でスピーチをする赤木名誉教授 贈呈式会場にて(左から)末松安晴選考委員長(本学栄誉教授)、赤木名誉教授、石井和徳ヒロセ財団理事長...
View Article塩から始まる微生物群集のダイナミクス 地域を越えて働く野菜の塩漬けのメカニズム
要点 三大菜漬を用い、野菜の塩漬けメカニズムの微生物群集ダイナミクスと漬物成分の関係の一部を明らかに 低塩濃度で短期間漬け込む前処理工程では乳酸菌群優勢、高塩濃度で長期間漬け込む塩蔵工程では乳酸菌と好塩性細菌の割合が高い 塩蔵工程サンプルに分枝アミノ酸が多いのは、好塩性細菌が持つ分枝アミノ酸生合成経路の特性による可能性を示唆 概要 東京工業大学 生命理工学院...
View Article陰イオン認識化学センサーの静水圧制御に成功 高選択的な分子検出法を確立
要点 陰イオン認識化学センサーの静水圧による構造変化の制御に成功 本化学センサーの発光特性が静水圧変化に敏感であることを発見 静水圧制御による高選択的な分子検出法を実現 概要 東京工業大学 理学院...
View Article2020年度「大隅良典基礎研究支援」授与式をオンラインで開催 若手研究者3名に研究資金を支援
東京工業大学は、40歳未満の若手研究者に対し基礎研究の資金を支援する「大隅良典基礎研究支援」の2020年度支援決定通知書授与式を、3月19日にオンラインで開催しました。 オンラインの授与式に参加した採択者達...
View ArticleオートファジーによるmRNA分解の選択性を発見 遺伝子発現におけるオートファジーの新たな働き
要点 これまでオートファジーは主にタンパク質の分解機構として理解されてきたため、RNA分解の選択性やその生物学的意義は不明だった。 出芽酵母を用いてオートファジーによりメッセンジャーRNA(mRNA)が選択的に分解され、遺伝子発現を制御することを発見した。...
View Article体内での環化付加反応によるがん化学療法 アクロレインを利用した反応で副作用をなくすことに成功
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の田中克典教授(理化学研究所(理研)開拓研究本部田中生体機能合成化学研究室 主任研究員)、アンバラ・プラディプタ助教(同客員研究員)らの共同研究チーム※は、がん細胞で特異的かつ大量に産生される「アクロレイン」という分子(CH2=CHCHO)を利用して、抗がん剤を体内のがん細胞でのみ効率的に放出する治療技術を開発しました。...
View Articleゴミにならないエコなコンクリート 近藤正聡准教授がプレスセミナーで説明 易融金属繊維補強コンクリートでさらなる資源循環を目指す
東京工業大学 科学技術創成研究院 先導原子力研究所の近藤正聡准教授は、2月18日、大学などの広報担当者が作る科学技術広報研究会が主催したオンライン・プレスセミナーで「液体金属を応用した「ゴミ」にならないエコなコンクリート」と題して研究成果を発表しました。資源循環型社会を実現する易融金属繊維補強コンクリート研究の最先端を説明しました。 プレスセミナーで易融金属繊維補強コンクリートを紹介する近藤准教授...
View Article熱安定性に優れ、結晶化が速い微生物ポリエステルを開発 使い勝手のよい生分解性プラスチックの実用化に向けて
要点 繰返しユニットのα炭素がメチル化された微生物ポリエステルP(3H2MB)の生合成法を開発 微生物ポリエステルの中で最も高い融点(197℃)を持ち、高い熱安定性と速い結晶化挙動を示す 加工性に優れた生分解性プラスチックとして、石油プラスチックからの置き換えに期待 概要 東京工業大学...
View Article山元公寿教授が第53回市村賞 市村学術賞 貢献賞を受賞
東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の山元公寿教授が、第53回市村賞 市村学術賞 貢献賞を受賞しました。受賞テーマは「原子精度サブナノ粒子材料の開発」です。公益財団法人市村清新技術財団が3月12日に発表しました。4月19日には帝国ホテル東京(東京都千代田区)で贈呈式が行われました。...
View Articleシクリッドゲノム中に適応進化の痕跡を発見 祖先から受け継いだゲノム多様性が急速な進化の鍵
要点 進化のモデル生物・シクリッド3種18個体の全ゲノム配列を解読 適応進化の候補遺伝子の多くに祖先多型が存在していることを明らかに シクリッドの急速な適応進化には祖先多型が寄与した可能性を示唆 概要 東京工業大学 生命理工学院...
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