リコーと次世代デジタルプリンティング技術の共同研究講座を開設
東京工業大学(以下「東工大」)と株式会社リコー(以下「リコー」)は4月1日、「リコー次世代デジタルプリンティング技術共同研究講座」を開設しました。次世代デジタルプリンティング技術の核となる要素技術研究を行い、技術の開発・設計を提示します。 東工大 工学院...
View Article量子磁性体でのトポロジカル準粒子の観測に成功 トポロジカルに保護された磁性準粒子端状態の予言
発表のポイント 量子反強磁性体Ba2CuSi2O6Cl2においてトポロジカル磁気準粒子状態を観測した。 本物質においてトポロジカルに保護された端状態[用語1]が生じることを提案した。 今後端状態の物性を実験的にとらえることができれば、省エネルギー情報伝達材料[用語2]の高度化にもつながることが期待される。 概要 東北大学 多元物質科学研究所 那波和宏助教、佐藤卓教授、東京工業大学 理学院...
View Articleサリドマイドの標的タンパク質セレブロンが脳の神経幹細胞の増殖を制御することを解明
要点 サリドマイドの標的タンパク質であるセレブロンは、脳の神経幹細胞の増殖を制御して頭部を拡大・縮小させることをゼブラフィッシュのモデル系で明らかにしました。 本成果により、サリドマイド類似薬が神経幹細胞に作用する可能性が示唆されました。本研究の知見を利用することで、神経幹細胞の増殖を促す新たな薬剤開発も期待されます。 概要 東京医科大学...
View Article和田章名誉教授が2019年日本建築学会大賞を受賞
本学の和田章名誉教授が、一般社団法人日本建築学会による2019年日本建築学会大賞を受賞しました。本賞は、和田名誉教授の「耐震建築の構造デザインに関する研究・開発および国際活動への貢献」に対して授与されたものです。...
View Article光スイッチを持つナノカプセル 水中、様々な化合物の内包と光照射による放出に成功
要点 水中で2ナノメートルサイズのカプセルを自己組織化で作製 水に不溶な化合物をナノカプセルに内包することで水溶化 短時間の光照射でナノカプセルから内包物を水中に放出 水溶性と光応答性を持つ分子フラスコとしての利用に期待 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所のロレンツォ・カッティ博士研究員、岸田夏月大学院生(物質理工学院 応用化学系...
View Article極寒の冥王星の地下に海が存在できる謎を解明 メタンハイドレートに包まれた内部海
要点 地下に存在する海(内部海)がなぜ凍らないのかなど、冥王星にまつわる3つの謎を同時に解明。 メタンハイドレートが内部海を包むように存在することで、冥王星は特徴的な姿に進化。 宇宙にはこれまで考えられてきたよりも多くの海が存在することを示唆。 概要 北海道大学 大学院理学研究院の鎌田俊一准教授、カリフォルニア大学サンタクルーズ校のフランシス・ニモ教授、東京工業大学...
View Articleテレビ朝日「タモリ倶楽部」に真田純子准教授が出演
本学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系の真田純子准教授が、テレビ朝日「タモリ倶楽部」に出演します。 石積み技術の研究者である真田准教授の著書『図解 誰でもできる石積み入門』をきっかけに始まったこの企画。真田准教授の指導のもと、チームワークが不可欠な石積みを通して、タモリさんと初共演のゲストの方々が親交を深めます。 「タモリ倶楽部」は、毎回さまざまな企画を斬新な切り口で取り上げる長寿番組です。...
View Article熊井真次教授が第22回軽金属学会賞を受賞
物質理工学院 材料系の熊井真次教授が、一般社団法人 軽金属学会「第22回軽金属学会賞」を受賞しました。本賞は、熊井教授のアルミニウム合金をはじめとする軽金属の学理および技術の進歩発展への多大な貢献、ならびに副会長、理事、国際交流委員会委員長、国際会議実行委員長、関東支部長等を歴任する等、軽金属学会への顕著な貢献に対して授与されたものです。...
View Article超短パルス光を用い固体中の量子経路干渉を観測 新しい光励起過程計測方法の開発に成功
要点 電子コヒーレンス情報をフォノン強度に焼き付けて計測する 量子経路干渉による電子コヒーレンスの崩壊と復活を観測 不透明領域のコヒーレントフォノン生成でもラマン過程が支配的 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所の中村一隆准教授、萱沼洋輔特任教授と慶應義塾大学...
View Article安定な単一分子素子を再現性良く形成 分子コンピューター実現に有望な技術を開発
要点 不安定だった単一分子素子の21倍の安定化と40%のノイズ低減に成功 分子を使った超微小電子回路の実現に向け、応用が可能になった 多様な機能をもつ単一分子素子を形成できる汎用的技術を開発 概要 東京工業大学 理学院 化学系の原島崇徳大学院生(博士後期課程1年)、西野智昭准教授、筑波大学 小野倫也准教授(現 神戸大学...
View Article計算科学と実験で新機能物質(MAX相)を発見
要点 金属とセラミックスの性質を備えたMAX化合物をホウ化物で実現 計算科学で新化合物Ti2InB2の存在が示唆され、実験で合成に成功 2次元構造の新物質TiBを合成、2次電池のアノードとしての優れた性質を示唆 概要 東京工業大学 元素戦略研究センターの細野秀雄栄誉教授、多田朋史准教授、Junjie Wang特任助教(現 西北工業大学教授)、Tian-Nan Ye特任助教、Jiazhen...
View Article衝撃破壊の瞬間、材料に何が起こるのか パルスX線の応用でナノ秒間に起こる現象の目撃に成功
本研究成果のポイント 衝撃破壊にともなう金属組織の微細化をパルス状の硬X線により直接捉えることに成功 衝撃波進展にともなう金属組織のマイクロメートルサイズからナノメートルサイズへの変化を定量的に解析 概要 高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所、熊本大学 パルスパワー科学研究所、東京工業大学 科学技術創成研究院...
View ArticleNHK Eテレ「人間ってナンだ?超AI入門」に伊藤浩之准教授が出演
本学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所の伊藤浩之准教授が、NHK Eテレ「人間ってナンだ?超AI入門」に出演します。 「人間ってナンだ?超AI入門」は、実用化されているサービスや製品の中でどうAIが使われているか、そこに流れる思想は何か、現場取材を通して迫り「人間とは何か?」を考える知的教養番組です。...
View Article自治体と連携し、未病改善に関する実証実験を実施 インフラ企業やヘルステックと協働し「未病改善プラットフォーム」構築を目指す
東京工業大学 未来型スポーツ・健康科学研究推進体(代表者 生命理工学院 生命理工学系 林宣宏准教授)は、共同研究先企業であるaiwell(アイウェル)株式会社(以下「aiwell」)と、静岡県掛川市において未病[用語1]改善に向けた「未病改善のための健康増進プラットフォーム」の構築に向けた実証実験を2019年2月12日~3月26日の6週間実施しました。 背景・概要...
View Article5G向けミリ波フェーズドアレイ無線機を開発 安価な集積回路を用いて高精度指向性制御を実現
要点 5G向けミリ波帯フェーズドアレイ無線機の開発に成功 安価で量産可能なシリコンCMOS集積回路チップにより実現 高周波信号の位相・振幅ばらつき・補償機構により、高精度に電波の指向性を制御 概要 国立大学法人...
View Articleシンプルで万能なカオス的振動回路を設計 小型で効率的なデバイスを実現
要点 シンプルながら万能なカオス信号を生成する手法を発見 アナログCMOS集積回路技術により小型なカオス信号生成回路を実現 今後は応用技術の研究開発も推進 概要 東京工業大学WRHI[用語1]のルドビコ・ミナティ(Ludovico Minati)特任准教授、科学技術創成研究院...
View Article金属元素を精密に組み合わせ、新たな機能をもつ合金を創成 プレスセミナーを開催 超高分解能電子顕微鏡(TEM)で観察した金属原子画像を公開
プレスセミナーの様子 5月22日、科学技術創成研究院 ハイブリッドマテリアル研究ユニットの山元公寿教授、同研究院 化学生命科学研究所の塚本孝政助教が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による創造科学技術推進事業(ERATO:Exploratory Research for Advanced...
View Articleメタゲノム・メタボローム解析により大腸がん発症関連細菌を特定 便から大腸がんを早期に診断する新技術
研究成果のポイント 大腸がんの発がんに関連する細菌を発見 健常者、多発ポリープ(腺腫)、粘膜内がん[用語1]、早期がん、進行がんを対象(616例)に、便を用いてメタゲノム解析[用語2]とメタボローム解析[用語3]を行うことにより、健常者と比較してがんの進行段階で増減している細菌や代謝物質を同定 大腸がんの早期診断や予防、大腸がんになる前に治療を行う(先制医療[用語4])への応用に期待 概要...
View Article反強磁性交換相互作用に起因するダブロン―ホロン間引力の発見 テラヘルツパルスを用いたモット絶縁体の電場効果の精密測定と理論解析
発表のポイント 銅酸化物高温超伝導体の母物質であるモット絶縁体[用語1]において、テラヘルツパルス[用語2]を励起に用いたポンプ―プローブ分光法[用語3]を適用し、電場による光吸収スペクトルの変化を精密に測定することに成功した。...
View Article「異分野融合研究支援」を創設 3チームに授与 東工大リサーチフェスティバル等から生まれた研究
「異分野融合研究支援」の初回となる授与式が5月29日、東工大大岡山キャンパスにて行われました。 支援採択者との記念撮影 (前列左から坂本啓准教授、澤田敏樹助教、益一哉学長、渡辺治理事・副学長(研究担当)、近藤正聡准教授 後列左から岡田健一教授、佐藤伸一助教、門之園哲哉助教、オ ミン ホ助教、千々和伸浩准教授)...
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