オートファゴソームに脂質を供給する仕組みを解明 オートファジーにまつわる数十年来の謎が明らかに
要点 オートファジーにおいて、分解対象を包む袋状の膜(オートファゴソーム)が作られる際の材料(リン脂質)がどのように供給されるのか、これまで分かっていなかった たんぱく質Atg2がリン脂質を直接輸送する活性を持ち、オートファゴソーム前駆体にリン脂質を供給することで膜伸長を起こすことを発見した...
View Article稲木信介准教授と北野政明准教授が2018年度「東工大の星」支援【STAR】に決定
2018年度「東工大の星」支援【STAR】(英語名称:Support for Tokyo Tech Advanced Researchers【STAR】)の採択者に物質理工学院 応用化学系 稲木信介准教授と元素戦略研究センター 北野政明准教授の2名が決定しました。...
View Article光からエネルギーを取得し、タンパク質を合成する人工細胞 より生物に近い機能を持つ人工細胞が誕生
要点 光エネルギーからATPを合成する人工細胞小器官を作製 人工細胞小器官を持った人工細胞が光によりタンパク質を合成 光駆動型のバイオデバイス開発につながる可能性 概要 東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)の車兪澈(くるま ゆうてつ)特任准教授と東京大学 大学院新領域創成科学研究科の博士課程大学院生Samuel...
View Article東工大の研究力を紹介するパンフレット「Tokyo Tech Research」改訂
このたび、東工大の研究を紹介するパンフレット「Tokyo Tech Research(東工大の研究力) 2019-2020」(日・英 改訂版)を発行しました。 各分野で活躍している38名の研究者を取り上げたリサーチマップ、研究ハイライト、科学技術創成研究院や各学院等の研究分野や研究への取り組みについて、それぞれ最新の情報を紹介しています。 Tokyo Tech Research 2019 -...
View Article新規緑色蛍光タンパク質型グルコースセンサーを開発 リアルタイムで細胞内グルコースの動態を可視化
要点 グルコースの細胞内での挙動を光学顕微鏡で可視化観察できるセンサーを開発 3種の反応性が異なるセンサーを使い分け、広い濃度範囲のグルコースを検出 デュアルカラーイメージング、線虫個体内でのin vivoイメージングを達成 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の北口哲也准教授は東京大学...
View Article新規な分子進化のルーツを持つ糖鎖分解酵素の発見 真核生物由来endo-β-1,2-グルカナーゼの単離同定及び機能構造解析
研究の要旨 東京理科大学 理工学部 応用生物科学科 田口速男教授および中島将博講師、東京工業大学 理学院 化学系...
View Article室温で緑色発光するp型/n型新半導体 ペロブスカイト型硫化物で実現
要点 独自の化学設計指針でp型/n型半導体の電気特性や光学特性を制御 適切な元素置換がカギ グリーンギャップ問題を解決する次世代緑色LEDを開発 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所の平松秀典准教授、飯村壮史助教(研究当時)、細野秀雄教授(研究当時)、物質理工学院...
View Article東京工業大学の研究ポリシーを策定
東京工業大学は、「将来、工業技術者、工業経営者、理工学の研究者、教育者として指導的役割を果たすことができる有能善良な公民を育成する目標のもとに、これに必要な一般的教養と専門的知識とを学生に修得させるとともに、理学及び工学に関する理論と応用を研究し、その深奥を究めて科学と技術の水準を高め、もって文化の進展に寄与し、人類の福祉に貢献することをその目的及び使命」※として定めています。...
View Articleガス田の天然ガスを微生物が食べていた 未知の大規模微生物生命圏の存在示唆
要点 プロパンガス分子の中心の炭素と末端の炭素の安定同位体比を別々に計測 観察と微生物培養実験で安定同位体比の異常を検証 大気へのプロパン放出量の推定など地球環境の影響評価にも適用可能性 概要 東京工業大学 理学院 地球惑星科学系のアレキシー・ジルベルト(Alexis Gilbert)助教(東京工業大学 地球生命研究所、以下ELSI、アフィリエイトサイエンティスト)、上野雄一郎教授(ELSI...
View Article脳波のような複雑な信号を読み解く新手法 定数パラメータを加えることで脳活動情報の抽出改善
要点 異なる条件下の信号を位相だけでなく振幅も利用して検出できる新手法 脳波など複雑(カオティック)な信号から脳活動情報を抽出する技術 ブレイン・マシン・インタフェースの高度化に寄与する可能性 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所の小池康晴教授、吉村奈津江准教授、ルドビコ・ミナティ(Ludovico...
View ArticleBSフジ「ガリレオX」に菅野了次教授が出演
本学 科学技術創成研究院 全固体電池研究ユニットの菅野了次教授がBSフジ「ガリレオX」に出演します。 「ガリレオX」は、科学や科学技術に関わる新しい動向や注目の研究を、「深く・わかりやすく・面白く」伝える、30分の科学ドキュメンタリー。今回は、電池開発に大きな成果をあげる菅野教授の話を柱に、生活に欠かせない電池の開発の歴史から最新の研究開発の現場までを探ります。 菅野了次教授のコメント...
View Article性ホルモンの男女を見分ける分子カプセル 男性ステロイドホルモンの超高感度センシング法を開発
要点 水中で分子カプセルが種々のステロイド性ホルモンを強く捕捉 男性と女性ホルモンの混合物から男性ホルモンを選択的に捕捉 数ナノグラム量の男性ホルモンの高感度蛍光センシングに成功 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の山科雅裕博士研究員(当時、現・理学院 化学系...
View Article光で検出できない“不可視な”円柱構造 光や電磁波を反射や散乱しない構造を単一物質で実現
要点 電磁界解析により特定の光では観測ができない不可視な単一物質の円柱構造を発見 半導体などの実在する物質でこの構造が作製可能 光や電波と干渉しないデバイス、配線、構造体などへの応用を期待 概要 東京工業大学 工学院...
View Article両親由来のゲノム配列を個別に決定する新手法 ゲノム多様化領域に起因した生命現象の解明へ
要点 両親由来のゲノム配列を高精度にかつ個別に決定する情報解析手法 哺乳類、無脊椎動物、植物などを対象にしたテストで性能を確認 従来は解析が困難だった両親間のゲノムが多様化した領域を解析 概要 東京工業大学 生命理工学院...
View Article東工大関係者6名が平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞
このたび、東工大関係者6名が、平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰において「科学技術賞」、「若手科学者賞」を受賞しました。 「科学技術賞」は科学技術分野で顕著な功績をあげた者を対象としたもので、「開発部門」「研究部門」「科学技術振興部門」「技術部門」「理解増進部門」に分かれて表彰されています。今年度の科学技術賞(研究部門)の応募件数は149件、授賞件数は43件(54名)です。...
View ArticleLG Japan Lab、JXTGエネルギーと「スマートマテリアル&デバイス共同研究講座」を設置
東京工業大学(以下東工大)は、4月1日にLG Japan Lab(エルジー ジャパン ラボ)株式会社(以下LG)、JXTG(ジェー エックス ティー ジー)エネルギー株式会社(以下JXTG)と「LG×JXTGエネルギー スマートマテリアル&デバイス共同研究講座」を設置しました。 省エネルギーや高齢化等の課題を解決し、快適な生活の実現に寄与する材料・デバイス機器の技術開発を目的として取り組みます。...
View Articleフラストレート磁性体の量子相転移の圧力・磁場制御を実現 三角格子反強磁性体の新しい量子相の発見
発表のポイント 三角格子反強磁性体でスピンが最小のS = 1/2の系においては、量子揺らぎ[用語1]と幾何学的フラストレーション[用語2]により、多数の安定状態をもつことが、理論的に予想されてきた。...
View Article地球の深部炭素のゲートキーパーとなる微生物活動を発見 沈み込み帯から表層に放出される炭素量を再評価
要点 コスタリカ全域の温泉水を調査し、地中での炭素循環とそのプロセスを分析 沈み込み帯からの前弧域への炭素供給量はこれまでより2桁多いと推定 微生物の活動を含めた新たな炭素循環モデルを提案 概要 東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)のドナート・ジョヴァネッリ(Donato...
View Article細野秀雄特命教授に栄誉教授の称号を授与
4月16日、すずかけ台キャンパスにおいて、元素戦略研究センターの細野秀雄特命教授(同センター長)に、益一哉学長から栄誉教授の称号が授与されました。 益学長(左)から細野特命教授(右)へ称号記を授与 この称号は、本学教授、退職者、卒業・修了生のうち、ノーベル賞や文化勲章、文化功労者、日本学士院賞など教育研究活動の功績をたたえる賞もしくは顕彰を受けた者に対して付与されるものです。...
View Article世界初!DNAオリガミを融合した分子人工筋肉を開発 ナノからマクロスケールまで広範に適応する再生可能なソフトアクチュエーターとして期待
ポイント バイオテクノロジーとDNAナノテクノロジーの融合で自在にサイズ変更できる分子人工筋肉を開発 再生可能な化学エネルギーを力学エネルギーへと高効率に変換可能 医療用マイクロロボットや昆虫型ドローンなどへの動力源として期待 概要 北海道大学 大学院理学研究院の角五 彰准教授、関西大学 化学生命工学部の葛谷明紀教授、東京工業大学 情報理工学院...
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