ドローン搭載5.7 GHz帯無線機で4K生映像の5 km伝送に成功
概要 東京工業大学 工学院 電気電子系 阪口啓教授らの研究グループは、株式会社光電製作所 開発部、工学院大学 工学部 機械システム工学科 羽田靖史准教授ら研究グループと3機関共同研究で取り組んでいる総務省委託研究「5.7 GHz帯における高効率周波数利用技術の研究開発」におけるフィールド実験において、高度約100 mで飛行するドローンから送出した4K(2160/60p)生映像の5...
View Articleナノ空間を有するプルシアンブルーを使って白金族元素を高効率に回収 高レベル放射性廃液ガラス固化プロセス・希少金属リサイクル応用に期待
要点 サブナノ空間を有するジャングルジム型構造を有するプルシアンブルー(PB)が、骨格を構成する鉄イオンと置換することで、白金族元素を高効率に収着する。 高レベル放射性廃棄ガラス固化プロセスおよび希少金属のリサイクルプロセスへの応用が期待できる。 概要 国立大学法人東京工業大学 科学技術創成研究院の渡邊真太研究員、同...
View Articleニホンオオカミの起源を解明
要点 かつて日本列島に生息していた3万5000年前の巨大なオオカミと5000年前のニホンオオカミの化石から古代DNA解析に成功 巨大なオオカミは古くに分岐した更新世オオカミ系統の一つであることが判明 ニホンオオカミは巨大な更新世オオカミの系統と後から日本列島に入ってきたオオカミ系統の交雑により成立したことが明らかに 概要...
View Article令和3年度手島精一記念研究賞の授与式を挙行
東京工業大学が、特に優れた業績をあげた東工大関係者と大学院課程学生に贈る2021年度(令和3年度)手島精一研究記念賞の授与式を4月11日、大岡山キャンパス東工大蔵前会館で行いました。授与式には各賞受賞者のほか、本学関係者、本学同窓会組織である一般社団法人蔵前工業会関係者、元手島工業教育資金団役員が出席しました。...
View Article機械学習の進化が、「レンズ」というカメラの当たり前を覆す 次世代イメージセンシング・ソリューション開発を加速
要点 最先端機械学習モデル「Vision Transformer」に基づく、新たなレンズレスカメラの画像再構成手法を提案 提案した画像処理技術は高速に高品質な画像を生成できることを実証 小型・低コストかつ高機能であるため、IoT向け画像センシング等への活用に期待 概要 東京工業大学 工学院 情報通信系の潘秀曦(Pan Xiuxi)大学院生(博士後期課程3年)、陈啸(Chen...
View Article鉄さびの主成分を使って二酸化炭素を再資源化 多存物質を活用した人工光合成の実現に期待
要点 鉄さびの主成分であるα型酸水酸化鉄からなる新しい固体触媒を開発 可視光をエネルギー源として、CO2を水素のキャリア物質であるギ酸へ変換 世界最高のCO2還元選択率でギ酸を得る初の鉄系固体触媒を実現 概要 東京工業大学 理学院...
View Article貼り付けるだけ!柔らかく伸びる光センサシートを開発 多様な環境の水質を高度に可視化
要点 サンプル非採取、ラベルフリー、かつ外部光源不要なシート型非破壊液質計測手法を確立 高感度・広帯域な光センサを搭載したストレッチャブルシートデバイスにより、多種形状の配管への貼り付けを実現 センサシートは配管亀裂や配管内液体の濃度・温度・粘性・流れる位置を簡便に可視化できるため、将来、ユーザーフレンドリーな配管環境計測システムの実現に貢献 概要 中央大学 理工学部の河野行雄教授(東京工業大学...
View Article藤井信生名誉教授が令和4年春の叙勲を受章
令和4年(2022年)春の叙勲において、東京工業大学の藤井信生名誉教授が瑞宝中綬章を受章しました。長年にわたる教育と研究への多大な貢献が評価されたものです。 コメント 藤井信生名誉教授 東京工業大学の優れた研究・教育環境の下で、優秀な研究仲間、学生、事務職員に支えられて、研究・教育に専念できたことが、この栄えある受章に繋がったものと思っています。...
View Article「量子コンピューティング研究拠点」を設置 中長期的な視野で基礎理論研究を推進
東京工業大学は、国際先駆研究機構内に量子コンピューティングの基礎理論の研究を推進する「量子コンピューティング研究拠点」を4月1日に設置しました。 本拠点では、量子ゲート方式および量子アニーリング方式の量子コンピューティングに関わる基礎理論の研究を中長期的な視野に立って強力に推進するとともに、社会人を対象とした量子コンピューティングの基礎理論講座を開講し、社会に貢献していきます。 拠点概要 名称...
View Article世界最高性能のスピントロニクス界面マルチフェロイク構造を実証 スピントロニクスデバイスの電圧情報書き込み技術へ新たな道
要点 強磁性体(磁石)[用語1]と圧電体[用語2]の接合構造(界面マルチフェロイク構造[用語3])において、スピントロニクス界面マルチフェロイク材料の世界最高性能を達成。 電界印加による磁化方向の繰り返しスイッチングを実証。...
View Article関口仁子教授が第42回猿橋賞を受賞
東京工業大学 理学院 物理学系の関口仁子教授が第42回猿橋賞受賞を受賞しました。主催する一般財団法人「女性科学者に明るい未来をの会」が4月25日に発表しました。贈呈式は5月29日に学士会館にて開催されます。...
View Article給電せずに電気化学反応を駆動 環境にやさしい手法として期待、極限環境での利用も
要点 電解液の送液により生じるエネルギーを利用して駆動する電気化学反応(以下、電解反応)手法を開発 環境にやさしい電解反応法を用いて、電解重合の実証に成功 極限環境などでも利用できる電解反応技術として期待 概要 東京工業大学 物質理工学院...
View ArticleCO2の資源化反応を創出 太陽光パネル製造工程での廃棄シリコンを有効活用
要点 CO2からギ酸・メタノール等の触媒的合成に成功 太陽光パネル製造工程で排出されるシリコンを還元剤として活用 CO2の有効活用と太陽光パネルリサイクルの同時実現に期待 概要 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の本倉健特定教授(兼務:横浜国立大学 大学院工学研究院...
View Article液体燃料を高分子ゲルに含有する安全な貯蔵法を実現
要点 液体燃料を高分子ゲルに含有する方法を確立した 常温常圧下においては15倍以上、蒸発速度が遅くなる 液滴燃焼と同じような燃焼特性を有する 概要 芝浦工業大学(東京都港区/学長 山田純)工学部機械機能工学科・細矢直基教授、東京工業大学(東京都目黒区/学長...
View Article松岡聡特任教授が紫綬褒章を受章
2022年春の褒章において、松岡聡特任教授(情報理工学院 数理・計算科学系)が紫綬褒章を受章しました。 紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術およびスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方に贈られます。松岡聡特任教授は長年の計算機科学研究の功績が評価されました。 コメント 松岡特任教授...
View Articleゼロカーボンエネルギー研究所の池田寛研究員が日本伝熱学会賞(奨励賞)を受賞
東京工業大学科学技術創成研究院ゼロカーボンエネルギー研究所の池田寛研究員(村上陽一研究室)が、公益社団法人日本伝熱学会の学会賞(奨励賞)を受賞しました。授与式は本年5月19日の日本伝熱学会総会において執り行われました。...
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