iPS細胞由来インスリン産生細胞におけるオープンイノベーション研究を開始
東工大と第一三共株式会社(代表取締役社長:眞鍋淳、本社:東京都中央区、以下「第一三共」)、三菱UFJキャピタル株式会社(代表取締役社長:半田宗樹、本社:東京都中央区、以下「三菱UFJキャピタル」)は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)からインスリン産生細胞を作製し、再生医療・細胞治療への活用を目指すオープンイノベーション研究を開始します。 生命理工学院...
View Article研究テーマを宇宙で実証 JAXAのイプシロンロケット4号機で打上げへ
理学院 物理学系の谷津陽一助教と工学院 機械系の坂本啓准教授・中西洋喜准教授の2つの研究テーマがJAXA(宇宙航空開発研究機構)の革新的衛星技術実証1号機に搭載され、宇宙での実証に向け、イプシロンロケット4号機により打ち上げられます。 イプシロンロケット4号機は、鹿児島県にあるJAXAの内之浦宇宙空間観測所から2019年1月17日(木)の打上げを予定しています。打ち上げの模様は、YouTube...
View Article世界初!ヘテロクロマチンによる染色体異常の抑制を発見 ゲノム編集を伴わない遺伝子治療につながる成果
要点 染色体のヘテロクロマチン[用語1]がセントロメア領域[用語2]のDNAの反復配列[用語3]を「のりしろ」にした染色体異常[用語4]を抑制することを世界で初めて発見 ヒトと類似したクロマチン構造を持つ分裂酵母[用語5]を用いて、ヘテロクロマチンによる転写[用語6]制御が染色体異常を抑制することを明らかに ゲノム編集(変異)を伴わない、クロマチン制御による遺伝子治療への応用に期待 概要 図1....
View Article災害対応ロボットの実用に期待 小型で大パワー、滑らかな動きの油圧アクチュエータ開発...
12月25日、工学院 機械系の鈴森康一教授は、開発した油圧アクチュエータの記者説明会を、難波江裕之助教、株式会社JPN(ジェー・ピー・エヌ、以下、JPN)の日沖清弘代表取締役と設立した東工大発ベンチャー「株式会社...
View Article学際的分野開拓研究会 第1回若手研究者ワークショップ「材料科学の新領域を切り拓く」開催報告
東京工業大学 環境エネルギー協創教育院(英語略称:ACEEES、現在は環境エネルギー協創教育課程)の修了生が代表となって発足した「学際的分野開拓研究会(英語略称:ACEEES)」が主催となって、2018年12月21日~23日に立命館大学びわこ・くさつキャンパスにおいて、第1回若手研究者ワークショップ「材料科学の新領域を切り拓く」を開催しました。...
View Article結晶にも液晶にも液体にも分類されない新物質を発見 分子自己集合体の科学における新知見
要点 分子の自発的集合化で単結晶のような三次元規則構造の「液滴」を形成 固体と液体の性質を併せ持ち規則構造を崩さずに流れる不思議な流動性 分子の小さなキラリティーが巨視的物質の運動性を制御するという新知見 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の梶谷孝特任准教授(現 技術部 すずかけ台分析部門...
View Article振動発電素子のエレクトレット外付けに成功 無線IoT端末電源として性能向上に期待
要点 エレクトレット[用語1]型MEMS[用語2]振動発電素子は従来、材料選択・設計・作製に制約があった。 MEMS可変容量素子とエレクトレット層を切り離した新原理の振動発電素子を開発し、開発の自由度が向上。 環境からのエネルギーハーベスティング技術の性能向上を実現。 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所の山根大輔助教(兼 科学技術振興機構(JST)さきがけ研究者)は、東京大学...
View Article地球規模の寒冷化を引き起こす大規模噴火記録を復元 氷床コア硫酸同位体により過去2600年の成層圏火山噴火を特定
要点 南極アイスコアの硫酸同位体組成から過去2600年の火山噴火記録を復元 成層圏に噴煙が到達し地球規模の寒冷化を起こした大規模噴火と対流圏噴火を区別 火山活動と気候影響を関連させ、気候モデルへの入力データとしての活用に期待 概要 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の服部祥平助教らは、フランス・グルノーブルの環境地球科学研究所(Institut des Géosciences de...
View Article核分裂生成物の二つの転移機構を同時に説明可能な理論構築 原子力廃棄物処分、超重元素合成や宇宙の元素起源解明に寄与
要点 原子核の質量数分布と運動エネルギーの「系統性」と「特異性」を同時に説明 放射性廃棄物の効率的処分・減容や毒性低減に資する情報取得の手段を開発 天然に存在しない超重元素合成機構や宇宙における元素起源解明に威力 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article安定的な再生可能エネルギーの電力供給を実現 新たな最適蓄発電運用計画法を開発
要点 発電機や蓄電池利用を担保に再生可能エネルギーを電力網に組み込む新手法 再生可能エネルギーの区間予測に注目し、予測値と実運用値を統合する 次世代電力系統の信頼度評価や最適電源構成の定量解析に役立つ技術 概要 東京工業大学 工学院...
View ArticleTBSテレビ「未来の起源」に宮本研究室の学生が出演
無線給電システム 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所 宮本智之研究室の勝田優輝さん(工学院 電気電子系 修士課程1年)が、TBS「未来の起源」に出演します。 研究室で開発に取り組んでいる「光を使って無線で電気を送る無線給電システム」が紹介されます。 勝田優輝さんのコメント この度、光を使って無線で電力伝送を行う「光無線給電」について取材していただきました。...
View Articleヒストン遺伝子を全セット持つ巨大ウイルスの発見 DNA関連遺伝子のウイルス起源に新たな証拠
京都大学化学研究所 緒方博之 教授、京都大学理学研究科 吉川元貴 博士課程学生、東京理科大学 武村政春 教授、生理学研究所 村田和義 准教授、東京工業大学 地球生命研究所(ELSI) 望月智弘...
View Article電場による磁石極性の反転に成功 次世代低消費電力磁気メモリー実現の道拓く
要点 磁場を用いず、電場のみで磁石極性を反転する事に成功 酸化物薄膜を用い、走査プローブ顕微鏡で観測 次世代低消費電力磁気メモリーへの応用に期待 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View ArticleNHK Eテレ「100分de名著」にリベラルアーツ研究教育院の中島岳志教授が出演
本学 リベラルアーツ研究教育院の中島岳志教授が、NHK Eテレ「100分de名著」に出演します。 「100分de名著」は、誰もが一度は読みたいと思いながらも、なかなか手に取ることができない古今東西の「名著」を、25分×4回の計100分で読み解く番組です。 今回は、スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットの『大衆の反逆』を読み解きます。 中島岳志教授 中島教授のコメント...
View Article超高速・超指向性・完全無散逸の3拍子がそろった理想スピン流の創発と制御 「弱い」トポロジカル絶縁体の世界初の実証に成功
要点 理論予想以後実証できずにいた「弱い」トポロジカル絶縁体[用語1]状態の直接観察に世界で初めて成功した。 従来の「強い」トポロジカル絶縁体では不可能であった無散逸の理想的スピン流[用語2]を実現した。 通常絶縁体(スピン流OFF)と「弱い」トポロジカル絶縁体(スピン流ON)の切り替えが室温近傍で可能となり、スピントロニクス[用語3]応用への道筋を開いた。 概要 東京大学...
View Article35億年前の地球に、生命繁栄の証拠を確認 堆積物中に残る最古の生命活動の記録を実験的に解読
要点 約35億年前の太古代地球に硫酸塩還元細菌が広く繁栄していたことが判明 代謝経路に働く酵素によって生じる硫黄安定同位体分別を実験的に再現 地球化学に細胞の代謝酵素という異分野の知識を融合することで実現 概要 東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)のショウン・エリン・マックグリン(Shawn E. McGlynn)准教授、ソウル大学校 地球環境科学部のミン・スブ・シム(Min Sub...
View Article吉田尚弘教授が米国地球物理学連合フェロー授賞式に出席
物質理工学院 応用化学系の教授で地球生命研究所主任研究員の吉田尚弘博士は、12月12日に米国・ワシントンDCのウォルター・E・ワシントン国際会議場で開催された米国地球物理学連合(American Geophysical Union, AGU)授賞式に出席し、AGUフェローのメダルを授与されました。 AGUのエリック・デイヴィドソン会長(左)からメダルを授与される吉田教授...
View Article平成30年度「大隅良典基礎研究支援」授与式を開催 大隅良典記念基金による初めての基礎研究支援
平成30年度「大隅良典基礎研究支援」授与式が1月25日※、すずかけ台キャンパス大学会館にて行われました。 ※ 1月25日の欠席者に対し、2月1日に学長室にて授賞式を行いました。 支援採択者との記念撮影(1月25日) (前列左から太田健二准教授、渡辺治理事・副学長(研究担当)、大隅栄誉教授、益一哉学長、水瀬賢太准教授。後列左から吉田啓亮助教、相川清隆准教授、家永紘一郎助教)...
View Article温室効果ガスを有用な化学原料に転換 低温活性で長寿命な組みひも状の触媒を創成
要点 メタンと二酸化炭素から化学原料を製造するには高温過程が必要で燃料消費が問題だった 低温活性で長寿命な触媒を創成し、プロセスの低温化を実現した 天然ガスの有効利用と地球温暖化抑止への突破口として期待される 概要...
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