金属酸化物への電子ドープにより光触媒活性が向上 水素をつくりだす新たな高性能光触媒の開発に向けて
太陽光を利用して水から水素を生成する光触媒[用語1]は、日本人研究者を中心として研究が進められています。これまでの光触媒開発は主にトライアンドエラーによるもので、高性能光触媒を合理的に設計することが難しく、何を制御すれば高性能化できるのか十分にわかっていませんでした。 九州大学...
View ArticleNHK Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」に地球生命研究所の井田茂教授と研究員が出演
地球生命研究所(ELSI)の井田茂教授、藤島皓介研究員、望月智弘研究員がNHK Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」に出演します。同番組はお笑い芸人で作家の又吉直樹さんが、私たちの暮らしに潜むフシギを見つけ出しひも解く教養バラエティです。井田教授は出演だけでなく、監修としても番組制作に携わりました。 コメント 井田教授...
View Article幻の粒子「マヨラナ粒子」の発見 トポロジカル量子コンピューターの実現に期待
概要 京都大学 大学院理学研究科の笠原裕一 准教授、松田祐司 同教授、大西隆史 同修士課程学生(研究当時、現:富士通株式会社)、馬斯嘯 同修士課程学生、東京大学 大学院新領域創成科学研究科の芝内孝禎 教授、水上雄太 同助教、東京大学 大学院工学系研究科の求幸年 教授、東京工業大学 理学院の田中秀数 教授、那須譲治 同助教、栗田伸之 同助教、東京大学 物性研究所の杉井かおり...
View Article量子科学技術研究開発機構(QST)と包括連携協定を締結~東工大内にQST量子科学技術 産学協創ラボ開設~...
東京工業大学は7月12日、量子科学技術研究開発機構(QST)(以下、量研)と、量子科学技術に関する研究と社会実装を加速することを目指して包括的な連携協定を締結しました。 協定締結式の様子 記者からの質問に応じる益学長(左)、量研の平野理事長(右)...
View Article硫黄化合物を低温・高効率で酸化する環境型触媒を開発 サルファーフリー燃料ほか有用物合成に威力
要点 化学工業において重要な選択酸化反応では、酸素分子のみを用いた環境調和型の触媒プロセスの開発が切望 ルテニウムを含むペロブスカイト触媒を独自手法で合成。低温・高効率で硫黄化合物を酸化、有用物の合成に成功 スケールアップ可能で再利用が容易な固体触媒として、広範な応用に期待 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Articleサイズアップで光触媒の性能向上 表面構造を主流だったナノメートルからマイクロメートルにするだけ
要点 可視光で応答する光触媒の性能向上に新手法 従来より2桁以上大きなサイズに作り込んだ構造が効果的 分子構造は変えずに酸化力が向上 概要 東京工業大学...
View Article東北大学と量子コンピューティング研究の連携協定を締結
東京工業大学と東北大学は7月18日、量子コンピューティングを中心とした情報科学の基礎と応用の研究において世界的にリーダーシップを発揮することを目指し、連携協定を締結しました。 (左から)東工大:科学技術創成研究院 西森教授、益学長東北大:大野総長、大学院情報科学研究科 大関准教授 背景...
View Article細野秀雄教授が明かすIGZO(イグゾー)薄膜トランジスタ開発物語 Nature Electronics誌に発表
Nature Electronics誌にはReverse Engineeringというコラムが毎号掲載されてます。実用化されて世の中に普及した電子デバイスを一つずつ取り上げ、なぜ、どのように開発されたかを主な発明者本人が解説する話題のページです。これまでDRAM、DVD、CD、リチウム2次電池などが紹介されてきました。東京工業大学 科学技術創成研究院の細野秀雄教授(元素戦略研究センター長)が執筆した...
View Articleナノ電線作製目指すガイドライン 「教師なし機械学習」利用で実現
微小電線などのナノ材料の開発に必要な、分子が集合体を形成する過程を予測するガイドラインを導き出すことに成功。 「教師なし学習」を用いた画期的な予測方法。 京都大学 高等研究院 物質―細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)のダニエル・パックウッド(Daniel Packwood)講師と東京工業大学...
View ArticleNHK Eテレ「サイエンスZERO」に菅野了次教授が出演
科学技術創成研究院 全固体電池研究ユニットの菅野了次教授がNHK Eテレ「サイエンスZERO」に出演します。 「サイエンスZERO」は、私たちの未来を変えるかもしれない最先端の科学と技術を紹介するとともに、世の中の気になる出来事に科学と技術の視点で切り込む番組です。この回では新しい、次世代革新電池として全固体リチウム電池を分かりやすく紹介しています。 菅野教授のコメント...
View Article「量子コンピューティング研究ユニット」のリーフレット公開
2018年7月に新たに設置された研究ユニット「量子コンピューティング研究ユニット」のリーフレットが完成しました。 これまでに設置された研究ユニットは本ユニットを含めて13ユニット、現在活動中のユニットは11です。 (なお、細胞制御工学研究ユニットは細胞制御工学研究センターに移行しました。)...
View Article生命活動の燃料「ATP」を観察する3色の蛍光センサーの開発に成功 がんや肥満の創薬開発への貢献に期待 日本、シンガポール、アメリカの国際共同研究
早稲田大学 理工学術院の新井敏研究院講師と東京工業大学 科学技術創成研究院の北口哲也准教授(論文投稿当時、早稲田大学 重点領域研究機構研究院 准教授)らの研究チームは、東京大学 大学院総合文化研究科、シンガポール国立大学、ハーバード大学と共同で、細胞の中のエネルギー代謝で中心的な役割を果たしているアデノシン三リン酸(ATP)を検出する、赤・緑・青(RGB)色の蛍光ATPセンサーの開発に成功しました。...
View Article太陽系外の生命探査に向けた科学者たちの戦略
太陽系の外に生命を宿す惑星を見つける。そんなことが、数十年以内に可能になるかもしれないと、科学者たちは考えています。とはいえ、それには新しい観測技術や理論研究が必要なのです。東京工業大学 地球生命研究所(Earth-Life Science Institute:...
View Article簡便、確実、短時間に骨転移モデルマウスを構築 骨転移研究を推進する新モデルで創薬研究を加速
要点 がん細胞を尾動脈から移植して骨転移モデルマウスを作る手法を確立 がん細胞の生体内での転移状態を可視化 骨転移の新規治療法や新薬開発の加速に貢献 概要 東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系の口丸高弘助教(現自治医科大学・講師)と近藤科江教授らは、創薬研究などで有用な骨転移を特異的に確実に形成するマウス(骨転移モデルマウス)の新たな構築法を開発した。...
View Articleトポロジカル絶縁体で世界最高性能の純スピン注入源を開発 次世代スピン軌道トルク磁気抵抗メモリの実現に期待
要点 高い電気伝導率/スピンホール効果[用語1]をもつトポロジカル絶縁体[用語2]を利用 常温でも従来よりも2桁高い世界最高性能のスピンホール伝導率を実現 省エネ化、記録速度/記録密度が向上した次世代メモリ開発に道 概要 東京工業大学 工学院...
View Article村上修一教授が米国物理学会フェローに選出
理学院 物理学系の村上修一教授が、米国物理学会(American Physical Society。以下、APS)フェローに選ばれました。 授賞式当日の写真...
View Article迅速・高収率でアミノ酸N-カルボキシ無水物を合成 マイクロフロー合成で0.1秒以内にpHをスイッチ
要点 マイクロフロー合成法でNCAの迅速かつ高収率での合成に成功 瞬間希釈法により酸性条件で不安定なNCAの合成も達成 タンパク質構成アミノ酸全20種と非天然アミノ酸を原料にNCAを合成 概要 東京工業大学...
View Article太田啓之教授が2018年テリー・ガリアード・メダルを受賞
生命理工学院 生命理工学系の太田啓之教授が、7月12日、第23回国際植物脂質シンポジウムにおいて2018年テリー・ガリアード・メダルを受賞しました。 受賞者の紹介をするブリティッシュコロンビア大学のリヤカ・クンスト教授...
View Article高出力な全固体電池で超高速充放電を実現 全固体電池の実用化に向けて大きな一歩
要点 5 V程度の高電圧を発生する全固体電池で極めて低い界面抵抗を実現 14 mA/cm2の高い電流密度での超高速充放電が可能に 界面形成直後に固体電解質から電極へのリチウムイオンが自発的に移動 概要 東京工業大学の一杉太郎教授らは、東北大学の河底秀幸助教、日本工業大学の白木將教授と共同で、高出力型全固体電池で極めて低い界面抵抗を実現し、超高速充放電の実証に成功しました。...
View Articleニュースレター「AES News」No.14 2018夏号発行
科学技術創成研究院 先進エネルギー国際研究(AES)センターは、「AES News」No.14 2018夏号を発行しました。 AESセンターは、従来の大学研究の枠組みを越えて、企業・行政・市民などが対等な立場で参加する「オープンイノベーション」プラットフォームを推進しています。ここでは、低炭素社会実現のための研究プロジェクトを創生し、社会実装することをその大きな目的の一つとしています。...
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