星野歩子准教授が第2回輝く女性研究者賞(科学技術振興機構理事長賞)を受賞
星野准教授 東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系の星野歩子准教授が、第2回輝く女性研究者賞(科学技術振興機構理事長賞)を受賞しました。主催する国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)が10月14日に発表し、授賞式は11月15日に日本科学未来館(東京都江東区)で行われる予定です。...
View Article分散制御システムの進化的設計を実現する数学的原理を発見 最先端制御理論でエネルギーインフラのスマート化に貢献
要点 複数の開発者が同時並行で制御アルゴリズムの組み込みや更新を行うための数学的原理を発見 エネルギーインフラなどの巨大なシステムに対する分散制御系の進化的設計を実現 機械学習アルゴリズムを組み込むことで高性能な制御アルゴリズムを学習可能 概要 東京工業大学 工学院...
View ArticleMEMS集積化に向けた新しいカオス信号生成手法の実証に成功 機械学習などの信号処理技術への応用に期待
概要 日本電信電話株式会社(以下 NTT)と東京工業大学(以下 東工大)科学技術創成研究院 ルドビコ・ミナチ(Ludovico Minati)特定准教授は共同で、従来手法よりも簡便で汎用性の高いカオス[用語1]信号の生成手法を提案し、微細なメカニカル振動子[用語2]を用いて動作実証することに世界で初めて成功しました。...
View Article磯﨑憲一郎教授著『日本蒙昧前史』 第56回谷崎潤一郎賞を受賞
中央公論文芸賞受賞の桜木紫乃氏と並ぶ磯﨑教授 東京工業大学科学技術創成研究院、リベラルアーツ研究教育院の磯﨑憲一郎教授著『日本蒙昧前史』(文藝春秋刊)が、第56回谷崎潤一郎賞を受賞し、10月14日、東京會館(東京都千代田区)において授賞式が行われました。...
View Article体温を用いた新たなマイクロ熱電発電モジュール技術の開発に成功 ウェアラブルエレクトロニクス実現に貢献する新たな電源技術
要点 薄膜熱電材料によるゼーベック素子および、絶縁体と真空による熱アイソレーションに用いる新しいマイクロ熱電発電モジュールを提案した。 体温を熱源としたマイクロ熱電発電モジュールのデバイスモデリングと最適設計アルゴリズムから成る設計技術を開発した。 最適設計された本熱電発電モジュールがウェアラブルデバイスの電源として応用可能であることを示した。 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article高速リチウムイオン伝導性を示す分子結晶電解質の開発と電解質の融解・凝固を利用した全固体電池の作製 全固体電池の開発に新たな方向性をもたらす発見
要点 新たな有機固体電解質として、室温・低温下で高い特性を示す分子結晶を開発 分子結晶の融解・凝固という簡便な操作により、薄膜全固体電池を作製 低温動作が可能な固体電解質・全固体電池の開発に新たな方向性をもたらす発見 概要 静岡大学 理学部 化学科の守谷誠講師と東京工業大学 物質理工学院...
View Article水分摂取を抑制する脳内メカニズムを解明 口渇感を調節する新たな脳機能の発見
要点 脳内の脳弓下器官で水分摂取を抑制するコレシストキニン作動性神経細胞(CCKニューロン)を同定。 2種類のCCKニューロン集団が役割を分担して、水分摂取を促す水ニューロンの活動を抑制。 光遺伝学を用いて、それぞれのCCKニューロンの人為的活動制御を行い、マウスの飲水行動の制御に成功。 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article熱ショックタンパク質が自身を増産する新たな仕組みを発見 タンパク質を「余らせず補充する」新たな調節機能
要点 低分子量の熱ショックタンパク質は、有害なタンパク質を凝集させて細胞内で隔離する 大腸菌の低分子量熱ショックタンパク質が、タンパク質凝集の蓄積に伴う自身の消費を感知し、速やかに合成量を増やす仕組みを発見 本研究成果を応用することで、細胞中の凝集体蓄積レベルを生きたまま測ることができると期待 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article特殊な発光現象を示すセラミック微粒子を発見 元素組成の連続的制御により量子サイズ物質を網羅探索
要点 サブナノ粒子の元素組成を連続的に制御する手法で機能性粒子を網羅的に探索 特定の元素比率でのみ粒子が発光する現象を発見し、その原理を解明 次世代の量子サイズ機能材料の探索に期待 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院の塚本孝政助教、山元公寿教授、葛目陽義特任准教授(現 山梨大学クリーンエネルギー研究センター...
View Article新たな高品質窒化ガリウム結晶育成法を開発
概要 NIMSは東京工業大学と共同で、次世代パワーデバイスとして期待される窒化ガリウムの結晶成長において、欠陥を大幅に減らして高品質な結晶を得ることのできる新たな技術を開発しました。従来のような溶液中での成長ではなく、合金の液体を下地へ塗布して結晶成長させることで、不要な溶液成分が結晶中に残るという問題を解決しました。EV用モータ制御ユニットなど次世代パワーデバイスとしての実用化が期待されます。...
View Article環状ペプチドのヒト血清アルブミンに対する結合様式を解明 環状ペプチド創薬の加速に期待
要点 環状ペプチド医薬品であるダルババンシンと血漿タンパク質であるヒト血清アルブミンの複合体結晶構造を解明。 結晶構造と溶液状態での解析を組み合わせ、溶液中での結合状態を解明。 環状ペプチド医薬品の最適化に貢献することが期待される。 概要...
View Article緑色蛍光タンパク質型乳酸センサーとピルビン酸センサーの開発
要点 生命現象に関わる重要な分子である細胞内の乳酸およびピルビン酸の動態を可視化解析できる緑色蛍光タンパク質センサー[用語1]の開発にそれぞれ成功しました。 本研究で開発した蛍光センサータンパク質は、乳酸と結合することで蛍光輝度が約5.2倍、ピルビン酸と結合することで蛍光輝度が約3.3倍に上昇します。...
View Article東日本下に動かないマントルを発見 新たな海域地震観測網が明らかにした日本列島下の流動構造
要点 沈み込むプレートは、その上のマントルに流動を生じさせることがある。 新しく整備された広域海底地震観測網により、太平洋から北海道・東北地方沿岸部の地下に、冷たく動かないマントルがあることがわかった。 これは日本海側の高温で流動するマントルと対照的で、この基本構造が沈み込み帯の変形や地震・火山活動を支配していると考えられる。...
View Article中田伸生准教授が本多記念研究奨励賞を受賞
東京工業大学 物質理工学院 材料系の中田伸生准教授が公益財団法人本多記念会の2020年「本多記念研究奨励賞」を受賞しました。贈呈式は、11月6日、ウェスティンホテル仙台(宮城県仙台市)で行われました。 贈呈式に出席した中田准教授...
View Article後生動物細胞からの内生グアノシン4リン酸(ppGpp)の検出に成功 動物型ppGppシグナル伝達系という新たな研究領域の開拓
要点 グアノシン4リン酸(ppGpp)は、細菌の栄養飢餓応答時のシグナル物質として発見されたが、動物細胞では半世紀にわたり未確認だった。 ショウジョウバエやヒト細胞からのppGpp検出に世界で初めて成功し、その量が発生段階に応じて変化することを明らかにした。 動物細胞内にもppGpp代謝系が存在し、発生の調節や環境適応に用いられていると考えられる。 概要 東京工業大学 生命理工学院...
View Article高分子の破壊時に生じる超微量のメカノラジカルを可視化・定量評価する分子プローブを開発 高分子材料の損傷検知や寿命予測に貢献
要点 高分子材料の分子レベルの破壊を解明するには、力学的刺激で生じる超微量かつ不安定なメカノラジカルの評価が不可欠 高分子鎖の切断で生成するメカノラジカルを長寿命で安定なラジカルに変換し、可視化と定量評価を可能にする分子プローブを開発 高分子材料の耐久性評価や損傷検知、寿命予測への展開に期待 概要 東京工業大学 物質理工学院...
View Article伊藤亜紗准教授が第42回サントリー学芸賞を受賞
東京工業大学 科学技術創成研究院 未来の人類研究センター長でリベラルアーツ研究教育院の伊藤亜紗准教授が、著書「記憶する体」(春秋社)を中心とした業績で第42回サントリー学芸賞(社会・風俗部門)を受賞しました。主催する公益財団法人サントリー文化財団が11月16日、発表しました。贈呈式は12月15日、東京會舘(東京都千代田区)で行われます。 サントリー学芸賞とは...
View Article自律的に物質探索を進めるロボットシステムを開発 物質・材料研究開発の進め方について革新を起こす
要点 機械学習と定常動作を繰り返す機械を組み合わせ、自律的に新規物質を探索するロボットシステムを開発 二酸化チタン薄膜の電気抵抗最小化に成功、従来の10倍の実験効率を達成 ロボットシステムと人が協働した、全自動で自律的な研究スタイルを提唱 概要 東京工業大学 物質理工学院...
View Article2020年度末松賞「ディジタル技術の基礎と展開」支援 授賞式を開催
東京工業大学がディジタル技術の若手研究者に贈る2020年度「末松賞『ディジタル技術の基礎と展開』支援」の受賞者が決定し、11月9日、大岡山キャンパスで授賞式が行われました。 末松安晴栄誉教授(前列左端)と受賞した原祐子准教授(前列左から2人目)、三浦智講師(同3人目)、庄司雄哉准教授(同4人目)...
View Article原子空孔の配列を制御する新手法の発見
要点 酸化物合成において応力を与えることで原子空孔面の方向や周期の制御に成功 エネルギーランドスケープに立脚した酸化物の合理的設計への道を拓く 今後、電気・光変換機能や高い転移温度をもつ超伝導など、革新的機能材料の開発が期待される 概要 東京工業大学科学技術創成研究院フロンティア材料研究所 山本隆文准教授(元京都大学助教)、京都大学アイセムス 陰山洋 連携主任研究者(兼...
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