東京工業大学がドイツのアーヘン工科大学に開設した海外拠点、東工大アネックス アーヘン(Tokyo Tech ANNEX Aachen)は5月22日から23日にかけて、「持続可能エネルギー」をテーマとするジョイントワークショップをアーヘン工科大学との共催で開きました。両大学からエネルギーをキーワードとした幅広い分野を代表する研究者が集い、発表を行いました。
東工大からは15名、アーヘン工科大学からは14名の研究者が参加したこのワークショップは、アーヘン工科大学のシュテファン・ピッシンガー教授および本学の渡辺治理事・副学長(研究担当)による挨拶から始まりました。続いて、本学 科学技術創成研究院 グローバル水素エネルギー研究ユニットの岡崎健特命教授、アーヘン工科大学 E.ONエネルギー研究センターのリック・W・デ・ドンカー教授、及び本学 物質理工学院 応用化学系の伊原学教授が基調講演を行いました。
持続可能エネルギーというキーワードのもと、水素エネルギー、燃料電池、蓄電池等から風力発電、燃焼機関、二酸化炭素(CO2)の回収・貯留まで発表は多岐にわたりました。また、ワークショップの後にはアーヘン工科大学内のエネルギー関連施設のツアーも組まれ、参加者にとって大きな刺激を受けた2日間になりました。大学関係者及び企業等研究者による参加は、約80名にのぼりました。
本ワークショップは、2019年3月に本学初の欧州拠点として開設した東工大アネックス アーヘンの活動の一環です。最先端分野を議論するためのジョイントワークショップを毎年開催して研究者の交流を深め、ドイツだけでなくアーヘンの立地を生かして近隣の諸国(ベルギー、オランダ、フランス等)との連携も視野に入れた活動を行っていきます。
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