本学リベラルアーツ研究教育院 社会・人間科学系の西田亮介准教授の著書である『メディアと自民党』(角川新書)が、社会情報学会優秀文献賞に選出されました。
社会情報学会は2つの「日本社会情報学会」を土台に2012年に発足し、情報現象の過程・構造や、情報技術の進展と社会との関係等を、理論実証の両面から解明することを目指し順調に発展してきました。本学会では学会賞として9つの表彰区分があります。そのうちの1つである優秀文献賞は、著書、翻訳、論文等で、社会情報関係諸学の発展に特に貢献のあったと認められる文献につき表彰されるものです。
西田准教授のコメント
『メディアと自民党』は、ともすれば我々が信頼し、そのまま字句通りに受け取ってしまいがちなメディア上の言説に対して、政治がどのように向き合い、影響しているのか、その歴史的背景はどのようなものかといった主題を、多くの取材や資料をもとにして分析した一冊で、これまでも同書をきっかけに多くのメディア業界の実務家らが研究室に訪ねてきてくれました。今回学界でも、このように評価されたことを嬉しく思っています。今後もメディア研究と実務の双方で評価いただける成果を出すべく精進します。
リベラルアーツ研究教育院 ―理工系の知識を社会へつなぐ―
2016年4月に新たに発足したリベラルアーツ研究教育院について紹介します。