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第3回生命理工国際シンポジウム 開催報告

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1月14日に、東工大すずかけ台キャンパス内すずかけホールにて、第3回生命理工国際シンポジウム「Innovative approaches to biological systems: light, motion, and small molecules」を、大学院生命理工学研究科と情報生命博士教育院(ACLS)とで共同開催しました。

このシンポジウムは、生命理工学研究科創設20周年を機に、特に若い研究者が、

1.
早い時期にトップレベルのサイエンスに触れる
2.
分野を越えたホットトピックに触れる
3.
国際的に活躍する研究者の研究スタイルを学ぶ

ことのできる環境を提供しようと、2012年度から始まりました。

今年度は、2名の国外招待講演者、3名の国内招待講演者、2名の学内講演者から、新しい切り口で生命現象を理解する研究、そしてそれを応用に結びつける最先端の研究について講演していただきました。

最初のセッションでは、Klaas J. Hellingwerf教授(オランダ・アムステルダム大)と太田啓之教授(東工大)より、糖や油脂といった有用物質生産を効率よく行う細胞の構築を目指した最先端の研究が紹介されました。

Klaas J. Hellingwerf教授

Klaas J. Hellingwerf教授

太田啓之教授

太田啓之教授

2番目のセッションでは、Jaebum Choo教授(韓国・漢陽大学)、中川秀彦教授(名古屋市立大学)と和地正明教授(東工大)より、細胞機能・腫瘍マーカーの検出や薬剤のスクリーニングを効率よく行う新しい技術開発に関して講演がありました。

  • Jaebum Choo教授

    Jaebum Choo教授

  • 中川秀彦教授

    中川秀彦教授

  • 和地正明教授

    和地正明教授

最後のセッションでは、松崎政紀教授(基礎生物学研究所)と野地博行教授(東京大学)より、脳神経の活動やタンパク質一分子解析を可能とする、最先端の実験技術・研究手法に関して講演がありました。

松崎政紀教授

松崎政紀教授

野地博行教授

野地博行教授

最先端の研究は時により、理学と工学、基礎と応用そしてミクロとマクロなスケールが混在します。今回のシンポジウムを通じて、参加者にはその点を感じてもらうことができたのではないかと思います。

参加人数は269名で、過去二回に引き続き大変盛況でした。生命理工国際シンポジウム組織委員会は、今後も質の高い国際シンポジウムを継続して開催し、特に若い大学院生や研究者に、国際的に活躍する第一線の研究者と交流する機会を提供していきたいと考えています。

シンポジウム後の全体写真シンポジウム後の全体写真


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