生命理工学院 生命理工学系の藤枝俊宣講師が、日本生体医工学会より平成30(2018)年度臨床応用研究賞・荻野賞を受賞しました。東工大としては初めての受賞となります。
臨床応用研究賞・荻野賞は、本学会の対象とする領域において独創性があり、かつ臨床上有用と認められる研究を表彰するために、平成4(1992)年に創設されました。本賞の募集は本年度が第26回目となります。藤枝講師は、「メトロノミック光線力学療法に向けた生体接着性無線式オプトエレクトロニクスの開発」という研究課題で受賞しました。当該研究内容は、英科学誌ネイチャー・バイオメディカル・エンジニアリング(Nat. Biomed. Eng., 3, 27 (2019).)でも報告されています。
藤枝講師のコメント
大変名誉ある賞を頂き、光栄に存じます。本研究では、体内埋め込み型の無線式発光デバイスを開発し、新しい光がん治療システムを世界に先駆けて報告しました。医工連携体制のもと取り組んだ研究内容であり、その苦労を評価頂けたことを大変嬉しく思います。この場を借りて、共同研究者の先生方や研究室の学生の皆様に厚く御礼を申し上げます。本技術をがんと闘う患者様やその御家族、また、医療従事者の方々に届けられるよう研究室一丸となり、引き続き研究開発に尽力して参ります。
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