東京工業大学は8月30日、31日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた「イノベーション・ジャパン2018~大学見本市&ビジネスマッチング~」の「大学組織展示」に出展しました。大学組織展示は、大学と産業界との間で新たなパートナーシップを創造することを目的に、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)が主催する「大学見本市ゾーン」で開催され、58大学が出展しました。
本学ブースでは、「安全・安心~世界一の大型動的加力装置による建設物の安全・安心の実現~」をテーマに、科学技術創成研究院 未来産業技術研究所の笠井和彦特任教授の研究内容を展示しました。高層建築等の大型建設物の部材を実物大で評価する世界最大の加力装置の構想を「実物大の免震ゴム模型」「免震・制振ダンパー」「提案加力装置の縮小模型」を用いて研究室による個別説明により紹介しました。
さらに、構想の必要性や加力装置のスケール感等を、VR動画を用いて説明しました。VR動画ではさまざまな部材(たとえば鉄筋コンクリートや鉄骨、免震ゴムや制振装置等)を実際に破壊する様子を再現して示すことで、普段想像することの少ない破壊現象に対して、来場者はリアリティをもって実感することができました。
2日間で合計300名を超える来場者が本学ブースに参加し、本学の構想の意義を多くの方々に理解していただくことができました。
本学は、安全・安心な社会を目指して構想の実現に邁進していきます。
- 笠井研究室
- 研究者詳細情報(STAR Search) - 笠井和彦 Kazuhiko Kasai
- 未来産業技術研究所
- 東京工業大学 | イノベーション・ジャパン2018 ~大学見本市&ビジネスマッチング~