東工大生命理工学院は、島津製作所精密機器分析室開設記念式典を5月9日にすずかけ台キャンパスにて開催し、来賓、学内外関係者ら約60名が出席しました。
島津製作所精密機器分析室は、株式会社島津製作所から同学院に対して寄贈された、ライフサイエンス関連精密分析装置を中心とする島津製作所製分析装置を設置した共用分析室です。最先端研究の推進を始め、若手研究者や学生などの研究支援、国際共同研究や種々の企業との産学連携の推進に活用しています。また、島津製作所においては、新たに開発した機器等を利用した産学連携スペースとして、本分析室を活用する予定です。
記念式典に先立ち、記者説明会が行われました。
記念式典では、丸山秀三島津製作所常務執行役員、安藤真理事・副学長(研究担当)が同室の設置に関する協定に署名しました。その後、三島良直学長、三原久和生命理工学院長、丸山常務執行役員の挨拶に続き、丸山常務執行役員から寄贈分析装置の目録が三原学院長に贈呈されました。続いて、同室銘板の除幕式が執り行われました。
式典後には、分析室の見学会が開かれ、続いて行われた交流会では、安藤理事・副学長、森安里志島津製作所分析計測事業部副事業部長、大竹尚登副学長(研究企画担当)から挨拶がありました。和やかな雰囲気のなか歓談し、同室の開設を祝うとともに産学間の交流を深めました。
なお、生命理工学院とバイオ研究基盤支援総合センターによる本分析室を核とした設備共用化の取り組みは、2017年度文部科学省先端研究基盤共用促進事業(新たな共用システム導入支援プログラム)に採択されています。