2月14日、第2回末松賞の授賞式が行われました。
末松賞は、末松安晴栄誉教授の「若い研究者たちが様々な分野で未開拓の科学・技術システムの発展を予知して研究し、隠れた未来の姿を引き寄せて定着させる活動が澎湃としてわき出て欲しい」との思いから、本学に対し多額の寄附をいただいたことにより創設され、今回で2回目の授賞式となりました。
末松栄誉教授は、光通信工学の分野において、光ファイバーの伝送損失が最小となる波長の光を発し、かつ、高速に変調しても波長が安定した動的単一モードレーザーを実現しました。現在のインターネット社会を支える大容量長距離光ファイバー通信技術の確立に大きく寄与するなどの優れた業績を挙げ、本領域の発展に多大な貢献をしました。その功績が評価され2015年度の文化勲章を受章しています。
第2回目となる本年度は、科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の吉田啓亮助教、生命理工学院 生命理工学系の岩谷駿助教、理学院 物理学系の相川清隆准教授の3名が選考されました。
授賞式には末松栄誉教授も出席し、三島良直学長からの挨拶の後、賞状の授与が行われました。次いで末松先生からも挨拶があり、その後、受賞者3名が受賞に対しての感謝と今後の意気込みを述べました。
受賞式に続き、記念撮影、懇談会が行われ、懇談会では、昨年度の第2回受賞者である理学院 物理学系の井上遼太郎助教も参加しました。
吉田助教、岩谷助教、相川准教授からは、現在行っている研究についての説明が、井上助教からは、受賞から1年が経過した現在の状況についての説明があり、それに対して末松栄誉教授と三島学長から自分たちの若手時代のことを交えた話がなされ、大変盛り上がった懇談会となりました。
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- 第1回「末松賞」授賞式を実施|東工大ニュース
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