12月5日、大隅良典栄誉教授は、オートファジーの解明に寄与したとして生命科学ブレイクスルー賞を受賞しました。また、同日(現地時間は12月4日)に米国シリコンバレーにて開催された授賞式に夫妻で出席しました。
生命科学ブレイクスルー賞は、アップル会長のアーサー・レヴィンソン氏やグーグルの共同創業者であるセルゲイ・ブリン氏等を設立者とする生命科学ブレイクスルー賞財団が、2013年に創設した賞です。難病治療や延命に関する顕著な研究を行った研究者に対し贈られるもので、一人あたり300万ドルが賞金として与えられます。2012年には、ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授も同賞を受賞しています。
大隅栄誉教授コメント
生命科学ブレイクスルー賞の存在は知ってはおりましたが、自分には無縁の賞だと思っておりました。本賞の受賞は思いもよらなかったことであり、非常に光栄なことだと思っております。今後も、この分野の研究がさらに発展するように、努力する所存です。
大隅良典栄誉教授が「オートファジーの仕組みの解明」により、2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。受賞決定後の動き、研究概要をまとめた特設ページをオープンしました。