東工大は、産学連携活動の推進に向け、5月に株式会社みらい創造機構(代表取締役:岡田祐之、以下「みらい創造機構」)と組織的連携協定を締結しました。このたび、組成の準備を進めていた本学関連の研究成果及び知的財産の事業化を推進し、本学に関連する研究者・卒業生等の人材や最先端技術を利活用するベンチャー企業を中心に投資・経営支援を行うベンチャーキャピタルファンド※「みらい創造一号投資事業有限責任組合(以下、本組合)」が設立されました。
本組合はみらい創造機構が中心となって設立するもので、本学が強みを有するビッグデータ解析、人工知能、IoT、ロボティックスや新材料領域の技術・ノウハウを活用しながら、環境・エネルギー、ライフ&ヘルスケア、海洋開発等、各種マーケットニーズを捉えた新たな事業化とベンチャーの創出を行っていくものです。
本学は、本組合を通して、技術系ベンチャーの創出を加速する取組みをより一層推進していきます。
本組合概要
名称 |
みらい創造一号投資事業有限責任組合 |
---|---|
投資対象 |
|
無限投資組合員 |
株式会社みらい創造機構 |
有限責任組合員(1次締切時) |
|
設立 |
2016年9月1日 |
出資約束金額 |
16億円(1次締切時) 40億円(最終締切時目標:2017年3月31日) |
※ベンチャーキャピタルファンド
ベンチャー・キャピタルとは、上場(株式公開)前のベンチャー企業に投資し、投資先企業が上場した後に、株式などを売却して利益を得る会社のことである。ベンチャー・キャピタルによる投資は出資金の出所によって、ベンチャー・キャピタルの自己資金により投資するものと、個人投資家や機関投資家などから出資を募り、ファンド(投資事業組合)を組成し、これを元手に投資するものの2種類に分けることができる。