東京工業大学では、「『以心電心』ハピネス共創社会構築拠点」が、文部科学省・科学技術振興機構による「革新的イノベーション創出プログラム(センター・オブ・イノベーション COI STREAM)」のCOI拠点に採択されています。7月28日、大岡山キャンパスにおいて、ビジョナリーチーム(ビジョン2:豊かな生活環境の構築(繁栄し、尊敬される国へ))によるサイトビジット(現地調査)が行われました。
COI STREAMでは、現在潜在している将来社会のニーズから導き出されるあるべき社会の姿、暮らしのあり方(ビジョン)を設定し、拠点設計や拠点構成に係る検討等を行う「ビジョナリーチーム」を、ビジョンごとに設置しています。 ビジョナリーチームは各拠点に対して、活動成果や研究開発の進捗状況の把握、拠点構想に対する意見聴取等を行うことを目的に、サイトビジットを実施しています。
今回のサイトビジットにあたり、ビジョナリーチームからビジョン2のビジョナリーリーダー横田昭氏、ビジョナリーチームメンバーの大垣眞一郎氏、木本成一氏、水野正明氏ほか7名、文部科学省からは神田忠雄氏、江頭基氏ほか2名が来学しました。
当拠点からは、秋葉重幸プロジェクトリーダー(株式会社KDDI研究所)、小田俊理研究リーダー(東京工業大学教授)をはじめ、若林整サブリーダー(東京工業大学教授)、サテライト機関の北陸先端科学技術大学院大学、NTT、ソニー、富士ゼロックス等の企業関係者が対応しました。
サイトビジットでは、拠点運営状況、ならびに長谷川准教授による視線対話エージェントや浅田教授・鈴木准教授によるテラヘルツ通信デバイスなどのデモンストレーションや各グループによる研究進捗状況等について、ビジョナリーチームへ説明を行いました。説明後には、今後の社会実装の方向性・進め方などについて質疑・総括が行われ、現在取り組んでいるCOI拠点のビジョン、社会実装への取り組みについて理解を深めていただくとともに、今後の進め方について有益なご意見・ご助言をいただくことができました。
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- 8月17日14:30 本文中に誤字がありましたので、修正しました。