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小寺哲夫准教授が矢崎学術奨励賞を受賞

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大学院理工学研究科電気電子物理学専攻の小寺哲夫准教授が矢崎学術奨励賞を受賞しました。

この賞は、過去に公益財団法人矢崎科学技術振興記念財団から研究助成を受けた研究者の中から、優れた業績をあげた研究者が表彰されるものです。小寺准教授は2011年に同財団から、〈エネルギー〉、〈新材料〉、〈情報〉に関する分野で、独創的で成果が科学技術の進歩に大きく貢献すると考えられる研究を対象とした研究奨励助成を受け、研究を進めました。

受賞テーマ:量子ドット構造を用いたスピン情報素子の開発と高感度センサーへの応用

小寺哲夫准教授

小寺哲夫准教授

今回の受賞を受けて、小寺准教授は以下のようにコメントしています。

半導体中のスピンを情報の担い手として用いるデバイスの創製と物理の解明を目指して研究を行ってきました。特に、電子1個やスピン1つを扱うことができる量子ドット構造を実現してきました。超高速計算機として注目されている量子コンピュータの要素技術になると考えています。また、この量子ドット構造は、周囲の電荷やスピンの変化に敏感であり、高感度なセンサーとしての応用も期待されています。

今回、矢崎学術賞という光栄な賞をいただけたことを大変有り難く思います。これまでご指導いただいた先生方や、共同研究者の皆様、研究室のメンバーに大変感謝いたしております。今後、より一層研究に邁進し、実用化を目指した工学研究と数十年先を見据えた基礎研究の両方を推進してまいりたいと思います。

授賞式での講演
授賞式での講演

問い合わせ先

東京工業大学 広報センター

Email: pr@jim.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2975


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