東京工業大学の研究拠点が、このたび文部科学省・科学技術振興機構による「革新的イノベーション創出プログラム(センター・オブ・イノベーション COI STREAM)」のCOI拠点に採択されました。
「革新的イノベーション創出プログラム」は、ハイリスクではあるが実用化の期待が大きい異分野融合・連携型の基盤的テーマに対し、集中的な支援を行い、産学が連携する研究開発チームを形成します。
今回採択されたCOI拠点「『以心電心』ハピネス共創社会構築拠点」は、東京工業大学が中核機関となり、企業および地方自治体の参画を得て、2013年11月よりCOI-T(トライアル)活動をしてきましたが、このたび本格拠点となりました。
社会の変化と課題を解決する未来の社会像(ビジョン)を全世代ハピネス共創社会とし、バックキャスティングにより開発すべき技術の方向を、最先端の知性通信技術(Intelligent Communication Technology)による『以心電心』と定め、参画企業とともに知性サービス、知性ロボット、知性通信の社会実装を進める計画です。
なお、拠点の概要を以下に示します。
拠点名 |
『以心電心』ハピネス共創社会構築拠点 |
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プロジェクトリーダー |
秋葉重幸(株式会社KDDI研究所) |
研究リーダー |
小田俊理(東京工業大学) |
参画機関 |
東京工業大学(中核機関) (株)KDDI 研究所、日本電信電話(株)、ソニー(株)、富士ゼロックス(株)、(株)竹中工務店、(株)リコー、ラピスセミコンダクタ(株)、凸版印刷(株)、(株)ぐるなび、北陸先端科学技術大学院大学、(株)KDDI総研、(株)野村総合研究所、(公財)日産厚生会玉川病院、関東中央病院、東京都大田区、(公財)大田区産業振興協会、諏訪産業集積研究センター |
概要 |
言葉の行き違いや空気の読み違いによるトラブルを未然に防止するコミュニケーション手段の整備により、全世代が、人口構造に依らずに若さと活力を向上できるハピネス共創社会の構築を目指す。文化・言葉・生活習慣・世代の相違や記憶力の低下等で生じる困惑を感知するハピネスセンサーや、超低消費電力でエネルギーハーベスト機能を持つウェアラブルデバイスを開発。それらをもとに次の行動・対応を瞬時に指南するコンシェルジェロボットを知性サービスとして提供。開発成果のプロトタイプは2020年のオリンピック・パラリンピックにおいて、世界中から来日する観光客へのおもてなしサービスとして活用する。 |
お問い合わせ先
産学連携推進本部
Email : sangaku@sangaku.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2445