東京工業大学 情報理工学院 情報工学系の瀧ノ上正浩教授が、1月22日(日)23:30~放送予定のNHK Eテレ「サイエンスZERO」に出演します。
「サイエンスZERO」は、私たちの未来を変えるかもしれない最先端の科学と技術を紹介する番組です。今回は、DNAで情報処理をする最新技術「DNAコンピューター」の研究が紹介されます。
瀧ノ上教授のコメント
DNAは、私たち生物の遺伝情報を保持していることが知られているように、情報を持った物質です。私たちの研究室は情報分子であるDNAの物理学を情報科学に応用し、分子コンピューターの構築を進めてきました。分子コンピューティングは、分子の情報処理能力の解明、ナノサイズのコンピューター、分子ロボット、大容量データストレージ、人工細胞、核酸医薬など多岐にわたる分野へ展開できることや、新しい材料に関する物理学や情報科学の観点で注目されています。今回は、当研究室の最新の研究成果である、DNA液滴によるコンピューティングと人工細胞の研究について紹介していただくことになりました。
番組情報
- 番組名:NHK Eテレ「サイエンスZERO」
- タイトル:生命の法則を利用する!DNAコンピューターがひらく未来
- 放送予定日:2023年1月22日(日)23:30 – 翌00:00
- 再放送予定日:2023年1月28日(土)11:10 – 11:40
- サイエンスZERO
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- エピゲノムの制御を受けた転写の方程式|東工大ニュース
- 「DNA液滴」の形成と制御に成功|東工大ニュース
- 粒子混雑効果による自発的なラチェット輸送に成功|東工大ニュース
- DNAオリガミによる人工細胞微小カプセルの開発に成功|東工大ニュース
- 骨格で支えられた人工細胞の形成に成功 薬用カプセルや化粧品などの応用に耐える補強が実現|東工大ニュース
- 人工細胞の中でDNAをコンピュータとして使うことに成功 —生体内で働く分子ロボットの実現に向けて—|東工大ニュース
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- DNAから人工細胞や分子ロボットをつくる-物質と生命の境界を探求-|研究ストーリー|研究
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- 瀧ノ上研究室
- 瀧ノ上正浩 Masahiro Takinoue|研究者検索システム 東京工業大学STARサーチ
- 情報理工学院 情報工学系
- メディア|東工大ニュース