本賞は新物質の科学と応用に関して優れた研究成果を挙げた研究者に毎年1件授与されるもので、日本人としては江崎玲於奈、佐川眞人、飯島澄男、十倉好紀、秋光純、井上明久博士に次いで7人目の受賞です。(過去の受賞者については米国物理学会Webサイトを参照)
今回の受賞は「鉄系超伝導体の発見」の業績が評価されたものです。
表彰式と講演は、来年3月に開催される米国物理学会年会で行われる予定です。
細野秀雄教授のコメント
「最初の発見だけでなく、それ以降も存在感を示すことができたのが評価されたのでしょう。神原陽一(元PD、現慶大)、渡辺匠(元院生)、平野正浩(元JST)さんをはじめ共同研究者、並びに研究を支援いただいたJSTと東工大に感謝いたします。当時は、その後の6年半でまさか15,000報もの論文が出版されるような事態になるとは思いませんでした。
物質の秘められた可能性の大きさに改めて驚嘆する次第です。引き続き、役に立つ新材料の創出に精進したいと思います」
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- 10月10日10:00 公開時、過去の日本人受賞者に不足がございました。お詫びして修正いたします。